「仕事」と「職業」と「職」の違い・意味と使い方・使い分け

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「仕事」は、「働くべきこと」をいいます。

「大事な仕事を任される」のように使います。

また、「収入を得るための務め」「職業」をいいます。

「新しい仕事を探す」のように使います。

力学に於いて、ある物体に力が働いて、その位置が移動することも「仕事」といいます。

「職業」は、生計を立てるために従事する「仕事」のことです。

「職」とも言います。

「職業に就く」のように使います。

「職・しょく」は、「職業」「仕事」のことです。

「職を失う」「職種」「就職」「事務職」のように使います。

また、「担当する役目」「職務」のことです。

「その職にあるものの責任を問う」「職権」「汚職」「公職」などと使います。

「職」は、「技術」のことです。

「手に職をつける」のように使います。

「仕事」の意味

「仕事」は、「職業」「業務」を指します。

時には、事を構えてする「悪事」を指す場合もあります。

力学に於いて、力が働いて物体が移動した時、以下のような「仕事」が発生します。

「物体の移動した向きの力」×「移動した距離」=「力が物体になした仕事」単位はジュール(J)

「仕事唄」「仕事納め」「仕事柄」「仕事先」「仕事場」「仕事始め」のように使います。

英訳する場合、「Work/ labor/ a task/ an assignment 」と訳されます。

「職業」の意味

「職業」は、日常的にする業務のことです。

「生計を立てるための仕事」「生業」「なりわい」を指します。

「職業安定所」「職業意識」「職業軍人」「職業案内」「職業婦人」のように使います。

人間が生計維持手段として行うことをいいます。

また、自己の能力に応じて自己実現をはかる目的で行うことをいいます。

英訳する場合、「An occupation/ a trade/ a profession 」で訳されます。

「職」の意味

「職」は、「担当の務め」や「その地位のこと」を指します。

徒然草には、「大いなる職をも辞し」や「職を奉ず」とあります。

また、「生計のための仕事」「営み」をさします。

「職を探す」のように使います。

さらに、「身に着けた技能」を表します。

「手に職を持っている」のように使います。

英訳する場合、「Work/ a position / employment/ an occupation 」のように訳されます。

「仕事」は仕事の内容を表し、「職業」は職業の種類を表し、「職」は生計を立てる技能をいう。

「仕事」は、多くの場合「職業」と同じ意味で使われます。

区別して使われる場合、「職業」が「警察官」とか「会社員」とか「職業」の種類を言うのに対して、「仕事」は、「交通整理」や「営業」とか仕事の内容を表します。

「職」と「仕事」は、「勤め口」「働き口」の意味でも使われます。

また、「職」は、「手に職をつける」のように生計を立てるための技能・技術をいいます。

「仕事」「職業」「職」は、類語です。

共通の意味は、「生計を立てていくための活動」を意味します。

以下のように使います。

「仕事」・・・「仕事を見つける」「やりがいのある仕事」「仕事が厳しい」「仕事に追われる」「仕事の鬼」
「職業」・・・「職業は農業である」「職業に貴賤はない」「職業を選ぶ」「職業病」
「職」・・・・「職を失う」「職を求める」「手に職をもつ」「父の職を継ぐ」

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