「降参」と「降伏」の違い・意味と使い方・使い分け

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降参は「自分の戦っている相手に関して負けを認めること」。

負けを認めて、これ以上戦う気がないことを伝える行為になります。

降伏は「自分の戦っている相手に関して負けを認めて、ひれ伏すこと」。

負けを認めて、これ以上戦う気がないことを伝え、相手の言う通りにするということを伝える行為になります。

従順な存在になるということです。

「降参」の意味

降参とは、自分が戦っている相手に関して負けを認める、相手の方が強いと認め、戦うことをやめる行為です。

そして、相手を賞賛するような意味合いも含まれています。

したがって、最終的には和解するような、和やかな雰囲気になることもあります。

端的に言えば、降参というのは戦っている人たち同士の一方が、あえて引いて戦いを終わらせる行為なのです。

「降伏」の意味

降伏とは、自分が戦っている相手に関して負けを認める、相手の方が強いと認め、戦うことをやめる行為に加えて、相手の提示する条件を呑むという行為です。

つまり、このまま戦っていても戦況が酷くなるだけなので、戦いを終わらせてほしいとお願いをしますが、そのときに相手の条件を呑むということで譲歩をします。

相手の言う通りにするということを伝える行為なのです。

「降参」と「降伏」の用法や用例

「大食い対決は完全に降参だ。

俺はお前には勝てそうにない。

それにしても、お前を超えられるような胃袋の持ち主が他にいるのだろうか?」

「太平洋戦争はアメリカに対する日本の無条件降伏によって幕を閉じたんだよ。

戦争は終わったが、無条件の降伏をしたことで、日本はその後GHQによって占領をされることになってしまったんだ。」

降参と降伏は雰囲気の違いが大きい

降参というのは、相手が強いことを認めて戦いを終わらせる行為なので、相手に対する賞賛の意味を含んでおり、和やかな終わり方をすることも多いです。

しかし、降伏というのは相手の言う通りにすること、従順になるということであり、その部分においてはちょっと絶望的な未来を暗示しているような雰囲気になることも多いと言えるでしょう。

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