「ふらふら」と「ぶらぶら」と「ぷらぷら」の違い・意味と使い方・使い分け

B!

ふらふらは「何かに束縛されずに自由にかつ不安定に動くさまのこと」。

「不規則運動」と言い換えると分かりやすい。

ぶらぶらは「何かに固定された状態で重いものがぶら下がり揺れること」。

「振り子」と言い換えると分かりやすい。

ぷらぷらは「何かに固定された状態で軽いものが揺れること」。

「風鈴の短冊」と言い換えると分かりやすい。

ふらふらは不規則な動きなどをまとめていいます。

フラフラは不規則に動くさまを言い、身体の状態や人の態度・言動についても言うことがあります。

例えば

「ふらふらになるまでお酒を飲んだ」「頭がふらふらする」「あの人のふらふらした言動が気になる」「いつまでもふらふらと遊んでいないで仕事に就きなさい」

「監督は部員がふらふらになるまで練習を続けた」「糸の切れた凧は風に乗ってふらふらと動いていた」などと使います。

ぶらぶらは何かに固定されている状態で一定方向に不規則に動くこと

ぶらぶらは時計の振り子のように固定されたものが一定の方向に揺れているさまをいいます。
ブランコも同じで、左右方向に不規則な速度や角度で揺れます。

ふらふらよりは意図的と言うか意思が働いているので、例えば「椅子に座って手や足をぶらぶらさせて体操をする」「教会の鐘がぶらぶらと揺らされて大きな音をだした」など人がこうしようとする意志により行われています。

ぷらぷらはぶらぶらとほとんど同じ状態ですが、揺れているものは軽い印象を受けます。

ぷらぷらはぶらぶらと同じ状態ですが、もっと軽いものや状態を表し、動作の場合にはやや嘲笑的に使います。

例えば

「風鈴に垂れ下がっている舌や短冊は風に揺られてプラプラと動いている」

「お前のやっていることはプラプラした感じの軽い態度だ」

「プラプラしていて今にも落ちそうな線香花火の玉」

「鉄の板をプラプラになるまで何回も折り曲げて切り離した」などと使います。

ふらふらなどは物が揺れているか揺らされていること

ふらふらはあてもない感じで人やものが動くさまを表し、ぶらぶらは何かがぶら下がっていて揺れているさまを表します。
プラプラはぶらぶらと同じですが、揺れているものが軽い印象があります。

人間の意思による場合と風などの自然現象による場合があります。

ふらふらは最も不安定な感じがあり、ぶらぶらとぷらぷらは揺れているものの重さにより使い分けます。

 

最新の記事はこちらから