「交ざる」と「混ざる」の違い・意味と使い方・使い分け

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交ざるとは、別々のものがまぜこぜになっている状態のことをいいます。

一方、混ざるとは溶け合って一緒になってしまっている状態のことを表します。

つまり、「交」と「混」ではまざり方が違うのです。

その状態・まざり方によって使い分けられることになります。

「交ざる」の意味

別々のものを入り込ませるという意味です。

元のものが判別できる状態であり、まざっているけれどほかのものと区別したり、取り出したりすることができます。

「仮名と漢字を交ざぜて書き表す」など、仮名と漢字という別々のものがまざりますが、どちらも一つのものとして存在する場合に用います。

「混ざる」の意味

別々のものが混合している状態を意味しています。

元のものとの判別がしにくくなっている場合に用いられることが多く、区別したり、取り出したりすることができません。

「お酒にジュースを混ぜたカクテル」など、まぜてしまうとお酒とジュースが分けられない状態になるときに使います。

「交ざる」と「混ざる」の用法や用例

交ざるは、「大人に交ざって話し合いに参加する」、「この服にはナイロン繊維が交ざっている」など。

別々のものがまざっていますが、それぞれが別物として存在しています。

混ざるは、「青と黄色の絵の具を混ぜる」、「2つの果物を混ぜたジュース」など、別々のものがまざって一つのものになっています。

まざった状態が同居なのか同化なのか

別々のものがまざった状態に使う言葉ですが、別々のものがそれぞれ存在している、いわゆる同居している状態なら「交ざる」を使います。

また、まざった時に一つに溶け合って別々のものが同化した状態になるのなら「混ざる」を使います。

まざり方によって違って使い分けましょう。

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