「上演」と「公演」の違い・意味と使い方・使い分け

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上演は「主に演劇などを行うときに使う言葉のこと」。

主に舞台の上で芝居をするような状況において使うことが多いです。

公演は「いろいろなシーンにおける興行のときに使う言葉のこと」。

例えば、演劇だけではなくコンサートなどを行う際にも公演という言葉を使うことがあり、より広い範囲で、興行にあたるものに関して使うことになります。

「上演」の意味

上演というのは、主に演劇などの舞台で芝居を行うものに対して使う言葉になります。

したがって、使える範囲は限定的であり、いわゆる演劇に該当するものに関しては幅広く使用することができるものの、多くの観衆を目の前にして行うイベントの中で、演劇以外に該当するものについては上演という言葉は使えないとなっているのです。

「公演」の意味

公演というのは、演劇を含めていろいろなシーンにおける興行で使うことができます。

多くの観衆を目の前にして行うイベントとしてはコンサートなどが他にありますが、そういったもののときには公演という言葉を使うことが多いです。

厳密に言えば上演も使えますが、一般的には公演という言葉を使う方が自然とされているのです。

「上演」と「公演」の用法や用例

「あの演劇は上演の数か月前からかなり話題になっている。

有名な役者が出ているし、ファンが大勢観たいと思っているんじゃないのかな。」

「あのミュージシャンのコンサートなんだが、俺の地元で公演をやってくれるんだ。

こんな地方まで来てくれるなんて、本当にありがたい限りだよ。

わざわざ遠出しないでも良いわけだからね。」

上演と公演は使用可能な範囲の違い

上演と公演という言葉は使用することができる範囲に違いがあると言えます。

上演は演劇といった分野において使う言葉になりますが、公演は演劇を含めて他にも使うことができる言葉と言えます。

したがって、公演の方を使っておけば間違いはまず起きないと言えますが、演劇に関しては上演を使うのが自然なので、上演と公演を使い分けていくと良いと言えます。

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