「託す」と「委ねる」の違い・意味と使い方・由来や例文

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託すは「自分がやるべき、やりたいと思っている物事を他人に頼むこと」。

自分ではできないと感じたときに、他人に託すという手段をとると言えるのです。

委ねるは「他人に何かを任せること」。

自分が持っている権限などを他人に与えて、その権限を使わせて何かをやってもらうケースで使うことが多いです。

他人に頼むという部分は託すと同じです。

「託す」の意味

託すとは、自分がやるべき、やりたいと思っている物事を他人に頼むことです。

自分でやりたいと思っている、または自分がやるべきと言える部分について、何らかの理由により、自分ではできないケースで、他人に頼むときに使う言葉になります。

託すという言葉は頻繁には使わないものの、見聞きするシーンはちゃんとあるでしょう。

「委ねる」の意味

委ねるとは、他人に何かを任せることです。

他人に何かをやってもらうような場面で使う表現になりますから、意味は託すに近いです。

でも、委ねるは権限などを与えたうえでやってもらうケースで使用することが多いので、そこはポイントになるでしょう。

ただ、明らかな意味の違いはないので、そこに関しては知っておいた方がいいです。

「託す」と「委ねる」の用法や用例

「俺の夢は自身では叶えることができなかった。

したがって、自分の息子に託したいと思う。

あいつならきっと叶えてくれるんじゃないかと思っているんだよ。」

「今回の仕事に関しては、スケジュール的に終わらせることが厳しい。

したがって、一部を同僚に委ねたいと思う。

他人の協力なくしては終わりそうにないと言えるからな。」

託すと委ねるは微妙な違いがある

託すと委ねるに関しては意味は似ている面があります。

どちらも他人に何かをやってもらうと言える場面で使う言葉なので、明らかな意味の違いは存在しないと言えるのです。

ただ、細かい部分で両者は違いがありますから、全く同じという言い方はできないでしょう。

使用頻度については似たような状況と評価できると思われるのです。

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