「稼ぎ」と「実入り」の違い・意味と使い方・由来や例文

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「稼ぎ」は、働いて得る収入です。

英語では「an income」「go to work」で表されます。

「一日一万円の稼ぎがある」は「She earns ten thousand yen a day. 」です。

「いい稼ぎをする」は「She earns a good income. 」です。

「実入り」は、元々は穀物の実ができることです。

収入・所得です。

英語では「an income」「a profit」で表されます。

「彼にはそうとう実入りがあるようだ」は「He seems to be making a considerable profit. 」「He seems to have a sizable income. 」です。

「実入りの良い職」は「a well-paid job」「a well profit job」です。

「稼ぎ」の意味

「稼ぎ」以下のような意味です。

①励み働くことです。

「働き」と同じ意味です。

②世渡りの技です。

生活のために働くことです。

「生業」です。

③「稼ぎ高」の略です。

働いて得る収入です。

④有利な状態を作り出すことです。

以下のように使います。

稼ぎのいい仕事を探す 稼ぎ口 稼ぎ手 一家の稼ぎ頭
今日の稼ぎを山分けしよう 時間稼ぎ 点数稼ぎ

「実入り」の意味

「実入り」は、以下のように使います。

①穀物などの実の入り方をいいます。

また、穀物の実が熟成することです。

②収入・所得です。

以下のように使います。

実入りのいい仕事を探す 今日の実入りを山分けしよう

☆関連語
「定収」は「定収入」の略です。

一定額の入って来る金です。

「定収以外に印税が多少入ります」のように使います。

☆稼・実の漢字

「稼」
字義は「植える」「みのり・実った稲穂」です。

解字では、「禾+家」で構成されます。

「家」の部分は「嫁」に通じ、「移し植える」を表します。

これらにより「稲を移し植える農作業」を表し「植える」を意味します。

また、「農作業の結果、実った稲」を表し「みのり」を意味します。

「実」
字義は「みちる」「みたす」「みのる」「み」「とみ」「まこと」「まことに」です。

解字に於いて金文(書体の一種)では、「宀+貝+周」で構成されます。

「周」の部分は「いきわたる」を表します。

これらにより「屋内に財貨がいきわたる」を表し「みちる」を意味します。

「稼ぎ」は 働いて得る収入、「実入り」は 元々は穀物の実ができること、収入・所得を意味します。

「収入」「所得」「稼ぎ」「実入り」は、類語です。

「定収」は、これらの言葉の関連語です。

共通する意味は「手に入れて自己の所得となる金銭、また、金銭を得ること」です。

「稼ぎ」は、商売などで働いて得た金銭です。

また、生計を立てるために働くことも指します。

あまり上品ではなく、くだけた言い方です。

「実入り」は、手元に入ってくる利益をいいます。

会話でのくだけた言い方です。

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