「無宿者」と「住所不定」の違い・意味と使い方・由来や例文

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無宿者は「特定の職や住所などを持たない人のこと」。

現在ではあまり使われない言葉です。

昔によく使われていた表現と言えるので、馴染みは感じづらいはずです。

住所不定は「特定の住所を持たない状態のこと」。

住む家がないケースも含みますが、住む家を転々としているケースも含みます。

したがって、いろいろなケースで使用しやすい言葉です。

「無宿者」の意味

無宿者とは、特定の職や住所などを持たない人のことです。

特定の職、そして住所がない状況なので、そこはポイントでしょう。

つまり、その日によって暮らし方が変わるような状況が考えられるはずです。

無宿者に関しては現代でも存在はしていると思われますが、どちらかと言うと昔に使われていた表現です。

だから、どうしても馴染みは感じづらいと言えます。

「住所不定」の意味

住所不定とは、特定の住所を持たない状態のことです。

一般的にはホームレス状態の人に対して使うことが多いです。

しかし、住む家はあっても、それが定まっていないようなケースでも使うことができます。

あえて住む場所をころころ変える人も世の中にはいますから、そういう存在については考慮しておく必要があると言えるでしょう。

「無宿者」と「住所不定」の用法や用例

「特定の職や住所がない人たち、つまり無宿者と言われる人たちは日々どのように暮らしていくのだろうか。

現実的にかなり厳しい生活になってしまうと思われるが。」

「住所不定というのは、決まった住む場所が存在していないということだ。

この状態だと、仕事を得るのはどうしても厳しいだろうし、生活が成り立ちづらいと思われる。」

無宿者と住所不定は意味が似ている

無宿者と住所不定に関しては意味はそれなりに似ています。

どちらも特定の住所がない状態の人に使う言葉です。

ただ、両者は全く同じ意味ではありません。

無宿者は職がない人に対しても使うことができますし、住所不定はホームレスの人に使うことが多いものの、住む家を転々としている人に対しても使っていくことがあると言えます。

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