「単式」と「略式」と「定式」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

「単式」は一つの方法です。

また、単純な方式です。

英語では「a simple system」で表されます。

「単式火山」は「a simple volcano」です。

「単式簿記」は「single-entry bookkeeping」です。

「略式」は、正式の手続きや様式を省略して簡単にした方式です。

英語では「an informal way」「informality」で表されます。

「略式で結婚式を挙げた」は「We had an informal wedding. 」です。

「略式の服装で式に出る」は「attend a ceremony in ordinary clothes」です

「定式」は、一定の方式です。

英語では「an established form」「a formula」で表されます。

「定式化する」は「formularize」です。

「単式」の意味

「単式」は、以下のような意味です。

①一つの方法です。

また、単純な方式です。

②「単式簿記」の略です。

他の勘定との関連なしに財産の増減だけを記する簿記です。

「家計簿」「小遣い帳」などです。

反対語は「複式」です。

以下のように使います。

単式火山 単式簿記

☆式の漢字
字義は「のり・きまり」「のっとる・手本とする」「敬礼する」「もちいる」「以て」「ああ・発語の言葉」です。

解字では、「工+弋」で構成されます。

「工」の部分は「工具」を表します。

「弋・よく」の部分は「二本の木を交差させて安定して立つように考案された杭」の象形です。

これらにより「工具のように規則的で、安定した杭」を表し「手本とすべきもの」という意味を導き「のり」を意味します。

「略式」の意味

「略式」は、正式の手続きや様式を省略して簡単にした方式です。

「略儀」と同じ意味です。

反対語は「正式」「本式」です。

以下のように使います。

略式の礼服 略式命令 略式起訴 略式手続 略式引受

☆略式手続
簡易裁判所が、公判を開かずに書面だけで罰金・科料を言い渡す簡易な裁判手続きを指します。

☆way
原義は「行く」「荷車で運ぶ」→「道路」に変化しました。

名詞の意味は「やり方・方法」「習慣・流儀・癖」「行状」「様式・風習」などです。

「何か眠れる方法はありますか?」は「Is there any way I can go to sleep? 」です。

「定式」の意味

「定式」は、一定の方式です。

一定の儀式です。

「常識」と同じ意味です。

以下のように使います。

定式化された方法 定式にのっとった儀式

☆form
原義は「形」です。

名詞の意味は「形状」「芸館・姿」「形態・様態」「型・枠」「枠組み・骨組み」「書式」「健康状態」「表現方式・スタイル」「慣行・慣例」「学級・クラス」
「前科記録」「きまり文句」「長椅子・ベンチ」「形式」です。

「~の形をとる・~の形であらわれる」は「take the form of ~」です。

「単式」は 一つの方法、また、単純な方式、「略式」は 正式の手続きや様式を省略して簡単にした方式、 「定式」 は一定の方式、また、一定の儀式です。

「単式」「略式」「定式」は、類語です。

共通する意味は「どのような方式、形式であるかを表す言葉」です。

「単式」は、単純な、または、ただ一つの方式です。

「略式」は、正式な手順を取らずに、簡略にした方式です。

「定式」は、定まった一定の方式です。

☆system
原義は、「共に組み立てる」です。

名詞の意味は「制度」「体系」「方式」「身体」「手順・秩序」「制御系」です。

「情報収集システム」は「a system of gathering information」です。

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