「共同」と「協同」の違い・意味と使い方・由来や例文

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「共同」は、二人以上、または二団体以上が同等の資格でかかわることです。

英語では「cooperation」「collaboration」で表されます。

「力を合わせる」という意味の場合「cooperation」を使います。

「一緒にすること」という意味の場合「collaboration」です。

「共同で店を経営する」は「run a store in partnership with~」です。

「協同」は、心と力を合わせ助け合って仕事をすることです。

英語では「cooperation with」「cooperation between」「cooperation in /on」で表されます。

「cooperation」は、「協力すること」という意味です。

「中国との経済協力(協同)」は「economic cooperation with China」です。

「共同」の意味

「共同」は、以下のような意味です。

①二人以上、または二団体以上が力を合わせることです。

「協同」と同じ意味です。

②二人以上、または二団体以上が同等の資格でかかわることです。

以下のように使います。

一冊の辞書を共同で使う A社と共同で新製品を開発した A社とB社が共同する
共同作戦 共同経営

「共同出資」
複数の企業が一つの事業に共同で資金を出資することです。

「合名会社」「合資会社」の類です。

消費者や農民が協同組合を組織して出資することです。

「協同」の意味

「協同」は、二人以上、または二団体以上が力を合わせることです。

心と力を合わせ助け合って仕事をすることです。

後漢書(宦官伝・孫程)に表された言葉です。

「共同」と同義です。

「協同」の方が「協力」を強く表します。

以下のように使います。

皆で協同して販売網を開拓した 協同組合 産学協同
協同歩調をとる A氏とB氏が協同する

「関連語」

「チームワーク」は、チーム内の団結・連係です。

「チームワークがとれている」「なかなかいいチームワークだ」のように使います。

「共催」は、二つ以上の団体が共同して一つの催しを行うことです。

「共同主催」のことです。

「この試乗会は、本社と当販売会社の共催です」「今度の展覧会は学校と共催です」のように使います。

「関与」は、ある物事に関係することです。

「人事に関与する」のように使います。

「共同」 は、二人以上・二団体以上が同等の資格でかかわること、「協同」は 心と力を合わせ助け合って仕事をすることです。

「共同」「協同」「協力」「提携」は、類語です。

「連携」「協賛」「参与」「チームワーク」「共催」「関与」は、これらの言葉の関連語です。

共通する意味は「一緒に事を行うために、二人以上の人や二つ以上の団体がつながりを持つこと」です。

「共同」は、互いに同等の資格で関与するためにまとまることです。

「協同」は、心・力を合わせて行うためにまとまることです。

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