「対立」と「対峙」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

対立は「相手と敵対関係になること」。

「敵対」と言い換えると分かりやすい。

対峙は「相手と向き合い対立して動かないこと」。

「対立」と言い換えると分かりやすい。

「対立」は二つの勢力の意見が食い違うことや立場の違いなどで相いれない事態になり、お互いに反目や敵視をすることです。

「対峙」は二つの勢力が向かい合い、敵対して身動きが取れない状態になっていることです。

「対立」は敵対関係にあること

「対立」は意見や立場、国家体制などの相違によりお互いに反目し合い、敵視をしあうことです。

「労使の対立」「資本主義と社会主義の対立」「アメリカとK朝鮮の対立」「中国とT 国との対立」など世の中には「対立関係」にあるものが大変に多くなっています。

意見の相違ぐらいなら何とかなりそうですが、体制の違いは如何ともし難いものがあります。

「対立」が嵩じれば紛争や戦争に発展することも十分にあります。

「対峙」は向き合うこと

「対峙」は二つの勢力が真っ向から向き合っていることです。

語源は二つの山が向き合って聳えていることと言う意味です。

にらみ合ったまま、膠着状態となっている様子のことです。

「R軍とU軍はお互い対峙して膠着状態だ」「恋敵と対峙する」「仲の悪い二人が対峙した」「運命と諦め、不治の病と対峙する」「陰口を言い合っていた同士が偶然対峙した」などと使います。

「対立」と「対峙」は似ている言葉

「対立」している関係は「対峙」している関係と似ています。

お互いに反目している点や、避難し合っていること、向き合っていることなどが共通しています。

「対立している二人が廊下でばったり会い、対峙してにらみ合ってしまった」「反省することは自分との対峙に他ならない」「敵対する二つの勢力はしばらく対峙していたが、やがて引き上げた」と使います。

「対立」と「対峙」とは

「対立」は二つの勢力がお互いに敵対関係にあることです。

「対峙」は「対立」している二つの勢力が向き合い、膠着状態にあることです。

「対立」は「向かい合い立つ」こと、「対峙」は「向かい合い山の様に動かないこと」でどちらも反目、敵対関係にあります。

世の中には「対立」していることが非常に多いのです。

国家体制や階層、意見の違い、立場の違いなどが原因となっています。

お互い「対峙」して解決しません。

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