「恒星」と「惑星」と「衛星」と「彗星」の違い・意味と使い方・使い分け

B!

恒星は「自ら光を出している星のこと」。

「太陽」と言い換えると分かりやすい。

惑星は「恒星の周りを回っている星のこと」。

「地球」と言い換えると分かりやすい。

衛星は「惑星の周りを回っている星のこと」。

「月」と言い換えると分かりやすい。

彗星は「太陽の周りをまわっている星のかけらのこと」。

「ほうき星」と言い換えると分かりやすい。

「恒星」は自ら燃え光を発している星のこと

「恒星」は水素の核融合反応により自ら燃えて光を出している星のことで、水素が燃え尽きるとヘリウムが燃え、最後は超新星爆発を起こして、中性子性やブラックホールなどになります。
身近な太陽も恒星でいずれは超新星爆発を起こし、太陽系は消滅してしまいます。

夜空の星はほとんど恒星でその光の強さで「一等星」などとランクが決まっています。

「惑星」は恒星の周りを周回しています。

「惑星」は恒星に捕捉され周回しています。

自分からは光を出しませんが自転・公転していることや恒星の光を受けることにより満ち欠けをします。

太陽系では、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星の八個の星のことを言います。

なお、冥王星は最近まで太陽の惑星として分類されていましたが、1992年に太陽系外縁天体が発見されたことで小惑星に格下げになってしまいました。

宇宙の恒星には付随する惑星が多数発見されています。

「衛星」は惑星の周りを周回している星

「衛星」は惑星に捕捉され周回している星のことです。
身近では「月」が地球の「衛星」で、太陽の光を受けて満ち欠けをします。

また、地球の自転速度と月の自転・公転速度が同じため、いつも地球に対し同じ面を見せています。

太陽系の木星や土星など他の惑星にも多くの衛星が発見されています。

また、人類は様々な目的のために「人工衛星」を数多く打ち上げて地球を周回させています。

「彗星」は太陽を周回している塵とガスのこと

「彗星」は小さな塵を核としてそれから放射されるガスが太陽風により尾を引く天体のことです。
「ほうき星」として昔から注目されています。

核は氷に岩石が混じったものとで、太陽の周りを大きな楕円軌道を描いて周回しています。

太陽に接近しますと、太陽風の影響でガスが発生し長い尾を引くことが大きな特徴です。

有名なものにハレー彗星やヘールボップ彗星、百武彗星など数多くの彗星が確認されています。

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