蔑ろは「人やものを軽く扱う、評価すること」。
蔑ろにするという言い方をしていきますが、特定の存在に対して、どうでもいいような感覚を覚えているときに使います。
なおざりは「注意を向けないでいること、疎かにすること」。
意味は蔑ろにそれなりに似ています。
丁寧に扱わない、軽く扱うと言えるようなケースで使用します。
「蔑ろ」の意味
蔑ろとは、人やものを軽く扱う、評価することです。
そこまで重要ではないと思える人やものに対しては、どうしても軽く扱うような部分が出てしまう可能性があります。
そういったシーンで使われやすい言葉になるのです。
日常的に使われる言葉であり、多くの人たちは知っているはずです。
過去に使ったことがあるという人も多いでしょう。
「なおざり」の意味
なおざりとは、注意を向けないでいること、疎かにすることです。
特定の対象に関して、構うことが少ないとか、関心を持っていないと言えるような場面で使われる言葉です。
結局は軽く扱うような光景に見えるでしょうから、蔑ろに意味は似ていると評価できるでしょう。
でも、使用頻度はそこまで高くはないと言えると思われます。
「蔑ろ」と「なおざり」の用法や用例
「この問題については蔑ろにはできない。
放っておいても解決はしないし、むしろ問題自体が大きくなってしまう可能性があるから。
したがって、常に関心を向けておくべきだと言えるだろう。」
「なおざりな態度を続けていると、対象のことを忘れてしまうことがある。
それは問題と言える面もあるから、常に覚えておくように注意しないといけない。」
蔑ろとなおざりは意味がそれなりに似ている
蔑ろとなおざりに関しては、意味がそれなりに似ていると評価できると思われます。
どちらも軽く扱う、疎かにするといった意味があるので、似た面を持っているはずです。
同じようなシーンで使える可能性があるでしょう。
ただ、どちらかと言えば蔑ろの方が使用頻度は高くなる可能性がありますから、そこは知っておくといいでしょう。