「自動車板金」と「建築板金」の違い・意味と使い方・由来や例文

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自動車板金は「車のボディが傷付いたときに修理をすること」。

「板金塗装」と言い換えると分かりやすい。

建築板金は「金属の板を加工して建築物に取り付けること」。

「屋根板金」と言い換えると分かりやすい。

「板金」と言う言葉は、「金属板を加工するもので車や建築に使われる言葉」です。

「板金塗装」など車の場合は馴染みがありますが「建築板金」は馴染みがありません。

「自動車板金」は車体の傷やヘコミの修理のこと

「自動車板金」は事故などで車体に傷がついた場合に、裏面を叩いて直すものですが、近年は表面から吸い取ることで塗装はそのまま生かす方法が取られています。

この場合は小さなヘコミに効果があり、大きな損傷には出来ないものです。

因みに「板金」は「鈑金」が正しいのですが、当用漢字にないため「板金」を使っているのです。

「建築板金」は主に屋根板金のこと

「建築板金」は主に屋根板金のことを言います。

他にも外壁や雨樋、ダクト、水廻りなどにも使われます。

近年多い建築に屋根の重ね葺きがありますが、ガルバリウム鋼板を使いますので「建築板金」により葺かれます。

コロニアル瓦や瓦の上に重ねるように葺く工法になります。

屋根の重量を考えると比較的重量が軽い利点があるものです。

「板金」は「自動車板金」と「建築板金」のこと

「板金」と聞くとまず、「自動車板金」を多くの人は想起します。

しかし、板金工の仕事は建築分野でも大活躍しているのです。

特に「建築板金工」と呼びます。

初めて聞く人は「屋根に板金」とはすぐに理解が出来ないことなのです。

ガルバリウム鋼板を使うことで「板金」が必要になるのです。

また、雨樋の設置も板金の仕事です。

「自動車板金」と「建築板金」とは

「自動車板金」は車の車体表面に傷やヘコミが出来た場合打突や吸引などの手法を使い修理を行うものです。

「板金塗装」とセットで使うことがありますが打突による「板金」をすれば「塗装」は必至のためです。

「建築板金」はガルバリウム屋根や雨樋、外壁、厨房、水廻り、ダクトなどの加工を行うものです。

本来は金属板の加工ですから「鈑金」と言う文字を使うのが正しいのです。

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