「礼」と「礼節」の違い・意味と使い方・由来や例文

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礼は「礼儀のこと、相手を敬う態度のこと」。

「礼儀」と言い換えると分かりやすい。

礼節は「節度ある礼儀のこと、エチケットのこと」。

「エチケット」と言い換えると分かりやすい。

「礼」は相手を敬いもてなす儀式や相手に対する尊敬の念を態度にしたものです。

「礼節」は必要以上に過度にならない、節度を持った礼儀のことを言います。

「礼」は決まりや礼儀のこと

「礼」は決まり事や礼儀のことを言います。

決まり事では「祭りは祭礼とも言う」「結婚は婚礼」「謝礼を渡す」「お遍路さんの四国巡礼の旅」「朝礼で一言挨拶」と使います。

礼儀では、「敬礼は必ず上官に行うしきたり」「無礼な振る舞い」「非礼を詫びる」「病気見舞いの返礼をする」「キリスト教の礼拝」「礼服に身を包む」「礼節を重んじる」などと使います。

「礼節」は節度ある礼儀のこと

「礼節」は「節度ある礼儀」のことですが。

「礼儀」と「節度」を分けて考えることもあります。

「節度ある」とは相手に失礼にならない程度の言動をすることです。

あまりかしこまることや必要以上の丁寧さなどは逆に「慇懃無礼」となります。

「礼節」とは状況や相手の立場を考え、あくまでも相手の気持ちを考えることが大切なのです。

「礼」は「礼節」も含む言葉

「礼」は儀式や礼儀のことですが、「礼節」はその中でも「エチケットのような節度ある言動のこと」を言います。

「礼節」でないことは、無礼、非礼、虚礼、不躾などになります。

相手が不愉快になる言動のことです。

つまり、「礼節」は相手が気持ちよくなる言動ということになります。

形式に走らず、非礼にもならず適当な対応が「礼節」と言えます。

「礼」と「礼節」とは

「礼」は儀礼的なものや礼儀作法的な事などを含む言葉です。

「祭礼・礼拝・巡礼・朝礼・敬礼」など。

「礼儀では「欠礼・非礼・無礼・虚礼」などネガティブなことや「返礼・婚礼・謝礼」などポジティブなことを言います。

「礼節」は適度な礼儀のことで「礼節をわきまえる・礼節と和は大事な事・礼節はエチケット」「礼節は日本人に合っている行い」などと使います。

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