「検」と「険」と「倹」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

検は「調べること、改めることこと」。

「検査」と言い換えると分かりやすい。

険は「けわしいこと、危ういこと、腹黒いこと」。

「冒険」と言い換えると分かりやすい。

「倹」は「つつましいこと、控え目なこと」。

「倹約」と言い換えると分かりやすい。

これらの漢字は音符「僉・ケン」と偏からなっています。

偏にそれぞれ意味があります。

間違えやすいと言えます。

「検」は「調べること」

「検」は「検査」の「検」で「調べること、あらためること」という意味があります。

語源では「木簡の束の上に封のために置かれた木札」のことです。

「検査の日取りが決まった」「検閲を通る」「探検家」「検察庁」「検事」「麻薬組織を検挙した」「点検作業」「首実検」「書類送検・身柄送検」「検定問題」「パソコン検索」「検眼」などと使います。

「険」は「険しいこと」

「険」は「険しい高地のこと、危ないこと、腹黒いこと」などの意味があります。

「危険な場所は立ち入り禁止」「世界的な冒険家」「なんとも陰険な人」「そんなに邪険にしないで」「交通事故死の保険金が下りる」「何やら険悪な雰囲気となった」などと使います。

その他、「天険・険難・険隘・険路・峻険」などの熟語があります。

「倹」は「つつましいこと、控え目なこと」

「倹」は「倹約」というように「つつましいこと、質素なこと、控え目なこと」などの意味になります。

「質素倹約を旨とする」。

その他、「出費を抑える節倹・人には恭しく自分にはへりくだる恭倹・仕事に励み無駄遣いをしない勤倹」などの熟語があります。

語源では「人偏に音符『僉・ケン』」で「つつましい」という意味になります。

「検」と「険」と「倹」とは

「検」は「調べること、改めること」、「険」は「険しいこと、危ないこと」、「倹」は「倹約すること、控え目なこと」です。

それぞれ「検察・検査・検体」、「冒険・保険・陰険・険悪」、「倹約・勤倹・節倹」などと使います。

これらの漢字は音符「僉・ケン」にそれぞれ「木偏・こざと偏・人偏」が付いたもので「木・山・人」の意味があります。

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