評論は「物事の優劣や価値などについて言及する文章のこと」。
評論という言葉は大学入試などの現代文で使われやすいです。
小説に対するものとして評論が存在しています。
論評は「特定の内容について、論じたうえで批評をすること」。
基本的には批評するという意味になります。
でも、論理的な形で批評をするので、そこがポイントになるでしょう。
「評論」の意味
評論とは、物事の優劣や価値などについて言及する文章のことです。
特定の文章のことを指しているわけですが、その中身としては何らかの物事の優劣や価値に関するものとなっているので、そこは大きな特徴と言えるでしょう。
評論という言葉は科目としての現代文でよく見られるもので、そういうシーンでは馴染みを感じやすいと言えます。
「論評」の意味
論評とは、特定の内容について、論じたうえで批評をすることです。
批評をするという部分において、論理的に行うという点が特徴的と言えるでしょう。
評論は文章それ自体を指していますが、論評は批評することを指しているので、そういう部分で両者は区別ができると言えるでしょう。
意味に明らかな違いがありますから、そこを覚えておきましょう。
「評論」と「論評」の用法や用例
「評論は現代文の中でもあまり得意じゃないんだ。
だから、点数に関してはあまり自信がない。
でも、受験においては必須の科目だから、しっかりと勉強しないとな。」
「論評をするのは難しいな。
物事の価値などについては、個人的な感覚で言えば思っていることはあるものの、それを論理的に説明していくのはなかなか難しいと言える。」
評論と論評は使用する場面が異なる
評論と論評についてはなんとなく意味が似ている言葉に見えるかもしれないですけど、それぞれは意味は異なっています。
評論は物事の優劣や価値について表現した文章のことで、論評は特定の内容について、論じて批評をするという意味になります。
だから、両者は使用する場面に違いがあると言えるので、そこについて覚えておくといいです。