「奨」と「励」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

奨は「すすめること、励ますこと」。

「奨励」と言い換えると分かりやすい。

励は「励むこと、励ますこと」。

「奮励」と言い換えると分かりやすい。

「奨」と「励」は「励ますこと」で意味が同じです。

「奨」は相手に対しての行為となり、「励」は自分の行為と相手に対する行為とがあります。

自分の行為では「励行・奮励」などがあり、相手には「奨励」「奨学金」「推奨」があります。

「奨」は励ますこと

「奨」は語源では「犬をけしかけること」ひいては「励ますこと」となっています。

ですから「奨」の下にある「大」という字は「犬」のことになります。

「営業には奨励金や報奨金などの制度がある」「奨学金制度を使い大学まで出た」などと使います。

また、「奨」には「すすめる」という意味もあり「選挙には年の若い人を推奨した」などと使います。

「励」は励むこと、励ますこと

「励」には「自分が励むこと、相手を励ますこと」の両方の意味があります。

「手洗いとマスクの着用の励行は当たり前になった」「奮励努力の甲斐もなく」「勉学に精励をしている」「原子は光により励起現象を起こした」などと自分自身の行為を言い、「試合直前に監督が選手を激励した」「成績優秀につき奨励賞を授与された」と使います。

「奨励」は励ますこと

「奨励」は「奨」と「励」からなる熟語で「励ます、すすめる」意味になります。

「あることを良いこととして進めること」と言う意味があります。

「貯金することは奨励されるべき事柄になる」「将棋の世界には奨励会と言う制度がある」「奨励金制度がある自治体は多い」「国の補助金や給付金は奨励金の性格がある」などと使います。

「奨」と「励」とは

「奨」は「励ます、すすめる」という意味を持ちます。

語源としては「励ます」となっています。

「激励会を開いた」「一日一善が奨励された」「外勤には報奨金制度がある」「推奨されるべきはあの人」などと使い、「励」は「励むこと」または「励ますこと」という意味になります。

「歯磨きの励行」「奮励努力」「勉学に精励する」などと使います。

最新の記事はこちらから