「戦」と「闘」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

戦は「国などの勢力がお互いに破壊し合うこと。」

「戦争」と言い換えると分かりやすい。

闘は「個人や勢力がお互いに勝負をすること」。

「勝負」と言い換えると分かりやすい。

「戦」も「闘」も「たたかう」と読み、お互いが対立することです。

しかし、その意味合いはかなり異なったものと言えます。

「戦」は殺し合い、「闘」は殺し合いを含め激しく勝ち負けを付けることです。

「戦」は「戦争」のこと

「戦」は基本的に「戦争・いくさ」のことですが、転じて一般的にも「たたかう」意味でも使われます。

「戦争」は相手を殺し破壊する行為です。

「人類は戦争の歴史だ」「現実に起こっている特別作戦と言う名の戦争」。

「戈」は武器のことですから、本来、武器を持って戦うことが「戦」なのです。

「戦闘・激戦・苦戦・交戦」などは本来の意味、「観戦・実戦・舌戦・熱戦・対戦・挑戦・名人戦」などは平和的な言葉になります。

「闘」は激しい勝負

「闘」は基本的に激しい勝負のことです。

「たたかう」と読み、「戦争」も範疇に入ります。

「戦闘」と言います。

基本的には勝負をつける激しい争いのことを言います。

「ヒットラーの我が闘争」「二人が対峙する格闘技」「相撲の敢闘賞」「春闘の季節」「真昼の決闘」「拳闘はボクシング」「健闘を祈る」「死闘を繰り広げる」「乱闘騒ぎ」などと使います。

「戦」は武器を持って「たたかい」、「闘」は何かと「たたかう」こと

「戦」は戦争のことで、「闘」は何か相手と「激しくたたかう」ことを意味します。

「闘病生活は病気との闘い」「闘鶏や闘犬、闘牛は動物同士を争わせ勝負をつけること」「相撲と言う格闘技の観戦をした」。

相手と「たたかう様子や状態」にも使い、「死闘・激闘・決闘・春闘・奮闘・乱闘・健闘」などがあります。

「闘魂・闘志・闘将」などの言葉もあります。

「戦」と「闘」とは

「戦」は武器を持って「たたかう」こと、「戦争」のことを言います。

基本的に「殺し合い」になりネガティブな言葉となります。

「闘」の方も「たたかう」ことですが、ポジティブな面も強く広く一般的に使われる言葉となります。

「死闘・激闘・決闘」などはややネガティブですが、「闘志・闘魂・健闘・奮闘・闘病」などはポジティブになります。

「戦」でも「観戦・舌戦・対戦・挑戦」などはポジティブと言えます。

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