「エアコン」と「クーラー」の違い・意味と使い方・使い分け

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エアコンは「空気の温度や湿度、そして綺麗さなどを調整する機器のこと」。

「エアーコンディショナー」という正式名称を想像すると理解しやすいです。

クーラーは「冷たい空気を送り出す機能のこと」。

「冷房」という言葉があり、日常的に多くが使っていますが、この言葉をそのまま意味するものと考えると理解ができるでしょう。

「エアコン」の意味

エアコンというのは空気を調節する機器のことを指しており、この機器の中には冷蔵や暖房の機能も含まれています。

温度や湿度などを調整する機器の名称がエアコンであり、商品としての一般的な名称もエアコンになるのです。

したがって、冷房という機能を使いたいときには、エアコンという名称を使うのはやや不自然ということになります。

「クーラー」の意味

クーラーというのは冷房機能を意味しており、通常はエアコンといった機器についているもので、冷たい空気を送り出す機能そのものを指しています。

暖房ではなく、冷房のみを意味する用語で、さらに機器ではなくて機能を示す用語です。

また、夏になって部屋の中を涼しくしたいときにはクーラーという名称を使った方が自然ということになります。

「エアコン」と「クーラー」の用法や用例

「去年まで使っていたエアコンが今年は調子が悪くて、作動しない。

修理に出すか、新しいものを買わないといけないな。

どっちにしてもエアコンに今年はお金がかかりそうだ。

「このお店のクーラー効き過ぎじゃない?真夏なのに、このお店の中だけものすごく寒いし、汗が完全に引いちゃったよ。

一体何度に設定しているのかな?」

「エアコン」は機器、「クーラー」は機能の名称

エアコンというのは機器の名称であり、機能の名称ではないのです。

したがって、エアコンには冷房や暖房機能が含まれていますけど、部屋を冷たくする、温めるときにはエアコンという言葉は使いません。

逆に部屋を冷たくするときには「冷房を使う」という言い方がありますが、それにはクーラーという別名が存在することになります。

したがって、性格に言えば「エアコンという機器に備わっているクーラーという機能を使う」といった言い方になるのです。

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