「児童書」と「児童文学」の違い・意味と使い方・由来や例文

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児童書は「乳幼児から中学生くらいまでの年齢の子供に見合った書籍のこと」。

したがって、一定の年齢以下の子供たちが読むことを想定して作られているものになるわけです。

児童文学は「子供向けに書かれた文学作品のこと」。

こちらはかなりざっくりした意味であり、児童書ほどの具体的な条件などは特にない状況となっています。

「児童書」の意味

児童書とは、乳幼児から中学生くらいまでの年齢の子供に見合った書籍のことです。

割と広い年齢層に対して使われる言葉になります。

このくらいの年齢の子供に見合った本であればいいので、いろいろなものが該当します。

でも、実際のところは、中学生くらいの子供が読む本を児童書と表現するケースはかなり少ないでしょうけど。

「児童文学」の意味

児童文学とは、児童向けに書かれた文学作品のことです。

児童向けとはなっているものの、児童が何歳くらいを指すのか、こちらに関しては具体的に示されていない状況です。

したがって、対象となる人たちが具体的に絞れないという面を持っているのです。

そこは児童文学という言葉の注意点になるため、しっかりと覚えておきましょう。

「児童書」と「児童文学」の用法や用例

「児童書は中学生くらいまでを対象にしている。

したがって、思った以上に幅広い年齢層を対象にしているということだ。

そこは意外に感じられる箇所ではないだろうか。」

「児童文学に関しては、児童と言える年齢の子供たちを対象にしている。

しかし、そもそも文学に興味がなければこれを楽しむことはできない。

だから、そこは前もって知っておくべきだ。」

児童書と児童文学は範囲が異なっている

児童書と児童文学に関しては、ともに児童を対象にした書籍という意味があります。

したがって、同様の表現であると評価できるでしょう。

しかし、児童書は幅広くいろいろな書籍を対象にすることが可能ですが、児童文学については、基本的に文学作品のみとなっているので、そこが違いになります。

似たような言葉ですけど、区別はできるでしょう。

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