半鐘は「火の見やぐらに設置されている鐘のこと。」
「鐘」と言い換えると分かりやすい。
ジャンは「競輪で後一周を知らせる半鐘などのこと」。
「打鐘」と言い換えると分かりやすい。
「半鐘」は現代ではあまり使われませんが、競輪などでは現在も使われています。
「半鐘」は「鐘」の超小型版になります。
ハンマーで打ち鳴らすようにします。
「ジャン」は「打鐘」ですから必ずしも「半鐘」でなくてもよいのです。
「半鐘」は釣り鐘の小さなもの
「半鐘」は江戸時代から使われていた釣り鐘の小さなもので火事を知らせる警鐘に使われました。
近場の火事は金槌を連打して知らせました。
現代では競輪に使われるぐらいで、本来の役目は無くなりました。
消防車の鐘に名残が残っていると言えます。
ちなみに火事現場に急行する時はサイレンと共に3連打をし、鎮火後に引き上げるとはサイレンなしの2連打をします。
「ジャン」は競輪の俗語
「ジャン」は競輪の俗語で正式には「打鐘(だしょう)」と言います。
最終周回を知らせる合図として半鐘を鳴らすのですが「ジャンジャン」と聞こえることから「ジャン」と言われます。
必ずしも「半鐘」である必要もなく、「西洋の釣り鐘・ベルや「どら」」なども使われます。
鐘やベルは警告や注意喚起、スタートや終了の合図などに使われるものです。
競輪と「ジャン」と「半鐘」の関係
「競輪」が戦後始まった時から「ジャン」はありました。
当時から「半鐘」を使用していたため、現在も多くの競輪場では「半鐘」を鳴らしています。
競輪規則で鳴らすことが決められていますから、万一、間違えて早く鳴らすことや鳴らさないことが起きると、レース不成立とされます。
なぜ半鐘かという点は不明ですが、昔から「警鐘」に使われていたことが理由かも知れません。
「半鐘」と「ジャン」とは
「半鐘」は江戸時代から火事を知らせる「警鐘」として長く使われてきました。
現代においてはその役目は無くなりましたが、「警鐘」として競輪競技で使い、あと一周となった時に打ち鳴らします。
正式には「打鐘」と言いますが、音が「ジャンジャン」と聞こえることから俗に「ジヤン」と言われます。
「ジャン」は「半鐘」でなくてもよく「西洋の釣り鐘・ベル」を使用している競輪場もあります。