「土」と「土壌」と「土地」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

「土」は、地球の表面です。

土砂・岩石などの総称です。

英語では「the earth」「soil」「mud」で表されます。

「土壌」という意味の場合「soil」を使います。

「泥」という意味の場合「mud」です。

「肥えた土」は「fertile soil」「good soil」です。

「土壌」は、作物を育てる土をいいます。

英語では「soil」で表します
「土壌を改良する」は「improve the soil」で表されます。

「土壌汚染」は「soil pollution」です。

「土地」は、作物が生え育つ基盤としての「土」を表します。

英語では「ground」「land」「soil」で表します
「土地が肥えている」は「The soil is fertile.」です。

「土地がやせている」は「The soil is barren.」です。

「土」の意味

「土」は、以下のような意味です。

古くは、「天・あめ」に対して地上を意味しました。

①陸地を形成している土地です。

②土砂・岩石などの総称です。

風化などによって細かくくだけた岩石に有機物が混じったものです。

「土壌」のことです。

③地球の表面です。

「地面」「大地」のことです。

以下のように使います。

異国の土となる 土がつく 故郷の土を踏む 良く肥えた土 土に親しむ

「土壌」の意味

「土壌」は、以下のような意味です。

①特に、作物を育てる土をいいます。

陸地の表面にあって、光・温度・降水などの条件を調え植物の生育を支えることができるものを指します。

②物事を発生・発展させる基盤となるものを指します。

比喩的表現です。

以下のように使います。

土壌を分析する 肥えた土壌 土壌汚染 土壌学
汚職を生む土壌 優れた学生をうむ土壌

「土地」の意味

「土地」は、以下のように表します。

①「大地」「土壌」「土」「土壌の質」「地味」「陸地」のことです。

②耕地・宅地などに利用するものとしての地面・地所です。

③「その所」「その地方」「その里」のことです。

④「領土」「領分」のことです。

以下のように使います。

土地を耕す 肥えた土地 荒涼たる土地 土地の人
土地の鑑 他人の土地

「土」は 地球の表面、また、土砂・岩石などの総称、「土壌」は 作物を育てる土、 「土地」は作物が生え育つ基盤としての「土」を表します。

「土」「土壌」「土地」は、類語です。

共通する意味は「岩石などが細かい粉末状になったもの」です。

「土」が一般的な表現です。

岩石・鉱石と区別して用います。

「土」には、「故郷の土を踏む」のように「大地」という意味もあります。

「土壌」と「土地」は、作物が生え育つ基盤としての「土」を表します。

また、「土壌」は「悪の温床となる土壌」のように、比喩的に、物事が発生したり育ったりする基盤を指します。

「土地」は、他に「土地を買う」のように、宅地や耕地などの地所・地面の意味を表します。

また、「土地が肥えている」のように、地味・地質の意味を表します。

さらに、「土地の人」のように、「その地方」という意味もあります。

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