「幸」と「辛」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

幸は「幸せのこと」。

「幸福」と言い換えると分かりやすい。

辛いは「つらいこと、味が辛いこと」。

「辛い」と言い換えると分かりやすい。

「幸」と「辛」とは文字は書く時に良く間違える字となります。

意味は全く異なりますが、見た目で似ているため間違えます。

「幸福」を「辛福」と書くことがありそうですが、意味が対立しています。

「幸」は幸福のこと

「幸」は幸福のことです。

幸せ、ハッピーということで、大変に良い意味になります。

「幸多かれと祈る」「薄幸な人生だった」「幸運にも助かった」「結婚は幸運が一度に来たようなもの」「幸福な人生を送りたいものだ」「不幸にも子供に先立たれた」「この親不孝者が」「不幸か幸福かは気持ちの持ちようにある」などと使います。

「辛」の読みは「つらい」と「からい」

「辛い」は読みが二通りあり、意味も異なります。

「つらい」は「苦痛があること」、「からい」は「味が辛いこと」です。

「辛い人生を送る」「辛い仕事は長続きしない」「人生辛いことばかりてはない」などと使い、味では「激辛ラーメンが好きな人がいる」「辛いものばかり食べるのは良くない」「辛い評価をした」などと使います。

「幸」と「辛」の語原とは

「幸」は「夭」と「?」という字が語源にありそれらを組み合わせた字なのです。

「夭」は若くして死んでしまうこと・夭折」という意味があり、「?」は「逆のこと・逆」という意味があります。

つまり「若く死ぬことは無い・長生きをすること」という意味になり、「幸せ」となったものです。

「辛」という語源は「罪人に入れ墨をする針の形」からできていると言われ、「辛い・からい」となったものです。

「幸」と「辛」とは

「幸」は「幸せ・幸福」という意味です。

語源は「若死にしないこと」とあり、転じて「幸せ」となったものです。

「不幸中の幸い」「不幸転じて幸いとなす」「幸運」「幸多かれ」などと使います。

「辛」は「罪人の入れ墨の針」のことで転じて「辛い・からい」という意味になりました。

どちらも字面が似通っているために書き間違いがありそうな文字になります。

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