一刻は「瞬時であること、わずかな時間のこと」。
大して時間がかからないようなシーン、短い時間を表すシーンで使っていく言葉であると言えます。
片時は「まとまった時間とも言えない少しの間のこと」。
要するに短い時間を表す言葉なので、一刻との意味の違いは微妙であり、ほぼ見分けはつかない状況になると言えるはずです。
「一刻」の意味
一刻とは、瞬時であること、わずかな時間のことです。
特定の出来事が一瞬の間に起きる、特定の出来事が持続するのがわずかな時間のみであるといったケースで使っていく言葉になります。
一刻という表現はそんなに有名ではないものの、誰も知らないような状況ではありませんから、日常生活において見聞きする可能性は十分にあるでしょう。
「片時」の意味
片時とは、まとまった時間とも言えない少しの間のことです。
具体的な定義はありませんけど、ほんの少しの時間という意味で使います。
自分が片時と思ったら、そのタイミングで使っていくといいでしょう。
実際に片時と表現できるような瞬間はたびたびあるはずなので、使用できるシーンは割と多いはずです。
一刻よりは片時の方が有名です。
「一刻」と「片時」の用法や用例
「時限爆弾の解体は時間との勝負だ。
だから、一刻の猶予もないと思っておくべきなんだよ。
でも、焦って失敗してはいけないから、慎重さも要求されると言えるだろう。」
「片時の時間ができたときには、俺は仮眠をするようにしている。
日頃仕事で非常に忙しくて、満足に睡眠ができていないからな。
こういう短い時間でも貴重なんだよ。」
一刻と片時はともに短い時間の意味
一刻と片時に関して、これらの言葉はともに短い時間を表しています。
したがって、瞬時に過ぎてしまうような、割とすぐ終わってしまう程度の時間に対して使っていくのです。
だから、意味はそれほど変わりません。
強いて言うのであれば、片時の方がやや有名と言える可能性はあるので、そこに関して頭に入れておくといいと言えるでしょう。