「押し切る」と「押し通す」の違い・意味と使い方・由来や例文

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押し切るは「抵抗を受けながらも、なんとか目的を達成すること」。

何らかの苦労を体感しながらも、最終的には望みを叶えたと言えるシーンで使っていく言葉になります。

押し通すは「困難があっても、最後までやり通すこと」。

困難な状況を跳ね返して、目的を達成しようとすることなので、押し切るとほぼ同じ意味と評価できるはずです。

「押し切る」の意味

押し切るとは、抵抗を受けながらも、なんとか目的を達成することです。

目的を達成するにあたって、何らかの邪魔が入る、阻止しようとする動きが感じられるものの、最終的には見事に目的を達成したと言える場面で使う言葉です。

だから、途中において少なからず苦労をしたという部分が必要になります。

そういった部分がないときには使えない言葉です。

「押し通す」の意味

押し通すとは、困難があっても、最後までやり通すことです。

困難な状況があるという点が必要なので、結局は押し切ると意味はほぼ変わりません。

単なる言い換えという言い方もできるでしょう。

押し切るとの違いは意味においてはほぼなく、使用頻度の面においてもあまりないと言えます。

だから、基本的には区別できる点はないと言えるはずです。

「押し切る」と「押し通す」の用法や用例

「とりあえず今回はお小遣いの値上げをなんとか押し切ることができた。

もちろん最初は反対されたけど、こちらの熱意が伝わったのか、最終的には納得してくれた形だったよ。」

「今回のプロジェクトはいろいろな困難に遭遇したものの、最終的には押し通すことができ、とりあえず成功と言えるのではないかな。

やってよかったと思うよ。」

押し切ると押し通すは基本的に同じ意味の言葉

押し切ると押し通すは意味はほぼ同じと言えるでしょう。

ともに何らかの困難を経験しながらも、物事を最後まで行うという意味があります。

表記がかなり似ていますけど、意味もかなり似ているので、見分けはつかないでしょう。

基本的には同じ意味として理解しておくべきであり、どちらを使っても構わないという認識でいるべきだと思われます。

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