豪華は「お金をふんだんに掛けた感じの派手な様子のこと」。
「派手」と言い換えると分かりやすい。
豪奢は「贅沢を尽くした感じのある様子こと」。
「贅沢」と言い換えると分かりやすい。
奢侈は「贅沢すること」。
「散財」と言い換えると分かりやすい。
「豪華」は「贅沢と派手さ」のことで、「豪奢」は「贅沢を尽くすこと」「奢侈」は「贅沢そのもののこと」を言います。
「豪華」はきらびやかなこと
「豪華」は贅を尽くして、派手にすることです。
「華」は「派手さ」と言う意味になり、「デラックス」と言う言葉にピッタリです。
「豪華客船による世界一周のクルーズ」「独裁者の住まいは押しなべて豪華なのはなぜだろう」「秀吉は晩年豪華さを好み、利休の『わびさび』を理解しなかった」「豪華で派手な衣装合戦を紅白でしていた二人の歌手」などと使います。
「豪奢」は贅の限りを尽くすこと
「豪奢」の「奢」は「奢侈」のことで「贅沢」を意味します。
その「贅沢」のかぎりを尽くすことが「豪奢」なのです。
「豪勢」「豪華」と同じことです。
「豪奢な作りの芸能人の豪邸」「豪奢な衣装が好きな芸能人」「豪奢のかぎりを尽くした紀伊国屋文左衛門」「銀座で毎lのように豪奢なことが出来るのは詐欺集団なのかも知れない」などと使います。
「奢侈」は贅沢そのもののこと
「奢侈」は贅沢のことです。
あまり使われませんが、江戸時代には豪商や庶民を取締まる「奢侈禁止令」などがありました。
読みも難しい言葉ですから、死語なのかも知れません。
「奢も侈も贅沢、おごることの意味」なのです。
たとえば、「奢侈品に掛けられた物品税と言う税がかつてあった」「奢侈品は贅沢品のこと」などと使います。
「豪華」と「豪奢」と「奢侈」とは
「豪華」は贅沢を尽くして派手にすること、「豪奢」は贅のかぎりを尽くすこと、「奢侈」は贅宅のことを言います。
どれも「贅沢、金を掛けること、散財すること」などの意味になります。
「お金をふんだんに使い、それによる過度な品物やサービスを甘受すること」なのです。
「豪華、豪勢、豪奢、奢侈」などにはそのような意味が有ります。