「じれる」と「やきもきする」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

じれるは「相手の行動が余りに遅いため焦ること」。

「焦り」と言い換えると分かりやすい。

やきもきするは「相手の行動が危なっかしいため心配すること」。

「心配」と言い換えると分かりやすい。

「じれる」は「焦」という字ですから、「焦ること」になりますが、「イライラする」という意味の方が強い言葉です。

「やきもきする」は心配することですが、じれるという感情も少しある言葉です。

「じれる」は待っていられないこと

「じれる」は相手の行動が余りに遅いため、待っていられないほど焦ることです。

内心怒っていることになりますが、激怒まではしないものです。

「じれったい、何をしているのだ」「人をじらすのもいい加減にしろ」「応援の到着が遅いため、前線の兵士はじれている」「じれったいほど歩みが遅い高齢者」「じれったい、イライラする」などと使います。

「やきもきする」は心配すること

「やきもきする」は状況が良く分からないことで心配することですが、多少の「イラつき」もあるのです。

語源は定かではありませんが、「気をもむ」からきている説もあります。

「電車の到着が遅れていることについてアナウンスがないため、待たされている乗客はやきもきしている」「子供を一人でお使いにやらせた親はやきもきして帰りを待っている」などと使います。

「じれる」も「やきもきする」もイライラすること

「じれる」は明らかに「イライラ」していますが、「やきもきする」は「イライラ」はあっても多少のことで「心配」の方がむしろ強くなります。

「やきもきする」ことは相手により、「イライラ」の程度が異なるようです。

子供のように目下が相手なら「心配」となり、乗客のように自分の立場が強ければ「イライラ」となります。

「じれる」と「やきもきする」とは

「じれる」は様子が見えないことで「待たされてイライラすること」です。

多少の怒りの感情もあります。

「やきもきする」は目下に対しては「心配すること」になり、立場が強ければ「イライラすること」になります。

どちらにも共通した感情は「イライラ」となります。

「部下に自分がしていたやや面倒な仕事を任せたが、あまりに遅い仕事ぶりにやきもきしたが、最後はじれて『いつまでかかっているのだ』とイライラが爆発してしまった」と使います。

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