「白(しら)を切る」と「しらばくれる」の違い・意味と使い方・由来や例文

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白を切るは「知っているのに知らないと言い張ること」。

「嘘」と言い換えると分かりやすい。

しらばくれるは「知っているのに知らない素振りをすること」。

「無関係」と言い換えると分かりやすい。

「白を切る」は言葉で、「しらばくれる」は態度や言葉で「知っているのにわざと知らない」と言い張ることや態度をすることです。

「白を切る」は言葉で否定をすること。

「白を切る」の「白」は「しらじらしい、知らない」ということで当て字になります。

「切る」は強く言い張ることです。

犯罪者は良く逮捕されると「なんのことか分からない、忘れた、覚えていない」などと自分の罪を認めようとはしないことがあります。

いくら「白を切って」も警察は地道な捜査で証拠をしっかりと固めてから、逮捕状を裁判所に申請するのであって、言い訳は全く無駄なのです。

「しらばくれる」も無関係な態度をすること

「しらばくれる」の「しら」は「しらじらしい」「知っている」の意味で、「ばくれる」は「化ける」から派生した言葉で「そのように装うこと」です。

「知っているのに知らない、また関係あるのに関係ないという態度をすること」です。

同じ意味の言葉で「とぼける、知らんぷり、知らん顔、かまとと、猫を被る」などがあります。

「白を切る」は言葉、「しらばくれる」は態度

「白を切る」は嘘を言い張ることです。

本当のことは隠し通して、あくまでも真逆なことを言うのです。

例えば「ものを借りたのに返さず、借りていないと白を切る」ということです。

「白を切る」相手には「動かせない証拠」を突き付けるのが一番です。

「しらばくれる」も同じことで、動かせない証拠があれば、嘘と分かります。

「白を切る」と「しらばくれる」とは

「白を切る」は知っているのに知らないと言い張ることです。

犯罪者が逮捕された時に観念しないで、「分からない、知らない」などと言うことです。

動かぬ証拠を突き付けることで観念します。

「しらばくれる」は知っているのに知らぬふりをすることです。

言葉でも「知らない」と言い、私は無関係だという態度をすることです。

このような卑劣な人には動かぬ証拠が一番です。

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