たいらげるは「用意された飲食物を全部食べてしまうこと」。
それなりの量がある状況において、特に苦にする様子もなく、平然とすべてを食べてしまうようなケースで使っていく言葉です。
食い尽くすは「その場にあるものをすべて食べてしまうこと」。
したがって、たいらげると意味はほとんど同じと言えるでしょう。
しかし、食い尽くすという言い方はあまり見聞きしないものと評価できるはずです。
「たいらげる」の意味
たいらげるとは、用意された飲食物を全部食べてしまうことです。
かなり多くの食べ物などが用意されていると言えるシーンで使っていく言葉であり、それらをいとも簡単に完食したと言えるケースで使用していくことになります。
いわゆる大食いの人に対して使うことが多い言葉ですが、人よりも食べることができる人がいれば、そういったケースでも使用できると言えます。
「食い尽くす」の意味
食い尽くすとは、その場にあるものをすべて食べてしまうことです。
食い尽くすはすべて食べるという意味になるので、1つ残らずという点が重要となります。
でも、たいらげるに関してもそういった面があるため、意味の違いはそこまではないと解釈できるでしょう。
たいらげると比べると、食い尽くすという言い方は標準的ではありますが、必ずしもこちらが多用されるとは言い切れません。
「たいらげる」と「食い尽くす」の用法や用例
「これだけの量の食べ物を全部たいらげることができるとはな。
お前って大食いの才能があるんじゃないか。
人並みの能力では絶対にないと思うんだよね。」
「あれだけの料理を作ったのに、ほぼ1人で食い尽くすとは思わなかった。
むしろ足りないくらいだったのかもしれない。
次からはもっと多く作っておいた方がいいかもしれない。」
たいらげると食い尽くすは同じような状況に対して使っていく
たいらげると食い尽くすに関しては、意味はそれほど変わりません。
どちらも特定の料理などを全部食べてしまうという意味になり、とても食い切れる量ではないようなケースで使っていくことが多いです。
したがって、両者は意味は特に変わりませんし、同じようなケースで使用することが想定されているので、そこは覚えておきましょう。