「煮え湯を飲まされる」と「苦汁をなめる」の違い・意味と使い方・由来や例文

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煮え湯を飲まされるは「信用している人に裏切られて、酷い目に遭う状況のこと」。

この人なら大丈夫と思っていた人に裏切られるという経験をするケースで使っていく言葉なので、滅多に使用する言葉ではありません。

苦汁をなめるは「辛い経験、嫌な思いをすること」。

意味としてはかなりシンプルで、それだけ漠然としていると評価できると思われるのです。

「煮え湯を飲まされる」の意味

煮え湯を飲まされるとは、信用している人に裏切られて、酷い目に遭う状況のことです。

まさか裏切るとは思えないような、かなり信頼していた人物が裏切ったときに使う言葉です。

そして、酷い目に遭ったという部分も必要になります。

このような状況は現実的にありえるとは言えるものの、滅多に経験する状況ではないので、実際に使う機会はほとんどないはずです。

「苦汁をなめる」の意味

苦汁をなめるとは、辛い経験、嫌な思いをすることです。

煮え湯を飲まされると比べると、かなり抽象的な意味と評価できるでしょう。

信頼していた人に裏切られるケースも含むと言えるでしょうから、煮え湯を飲まされるに近い意味と言えます。

でも、こちらはもっと多くの場面で使用できる言葉なので、そこは特徴的な部分として覚えておく必要があるでしょう。

「煮え湯を飲まされる」と「苦汁をなめる」の用法や用例

「煮え湯を飲まされる思いをするとは思わなかった。

あの人が最初から俺たちを裏切る気だったなんて。

本当に演技が上手い人だと、今になって実感するよ。」

「苦汁をなめる経験はこれまで何度もしてきた。

そのため、多少の苦労や辛いことならへこたれない自信がある。

ここに関しては、俺ならではの長所だと思ってるんだよね。」

煮え湯を飲まされると苦汁をなめるは同じようなシーンで使える

煮え湯を飲まされると苦汁をなめるはともに何らかの辛い経験をするという意味ですが、煮え湯を飲まされるの方がより具体的です。

煮え湯を飲まされるは信頼していた人に裏切られるという意味になるので、かなり特定の場面を表しているのです。

こういう場面において、苦汁をなめるという言い方は使えなくはないですけど、こちらはかなり漠然とした意味になっています。

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