ウインは「どちらか一方が勝つこと」「一方勝ち」と言い換えると分かりやすい。
ウインウインは「両方ともかつこと」。
「双方勝ち」と言い換えると分かりやすい。
勝負の世界ではどちらかが「ウイン・勝ち」、どちらかが負けることは宿命なのです。
どちらも負けないで勝つということはありません。
しかし、ビジネスの世界では「ウインウイン」の関係があるのです。
「ウイン」は勝利
「ウイン」は勝利のことで、勝敗を決するものには必ず敗北と勝利があるのです。
どちらかが「勝利・ウイン」となりどちらかが必ず「負北」をするのです。
「引き分け」は勝利でも敗北でもありません。
勝負の世界では当たり前のことです。
相場の世界では利益が出れば勝ち、損失が出れば負けということになります。
一つの取引で売ることで利益が出ているのであれば、買った人はそれだけの損失を被っていることになります。
「ウインウイン」はお互いに利益になること
「ウインウイン」は負けなしのことでお互い勝ちとなるものです。
ビジネスの世界ではよくあることです。
例えばある取引では、売った方も利益が出て、買った方も恩恵にあずかれるわけですから、基本的に「ウインウイン」の関係になっているのです。
結果として恩恵にあずかることができない場合は「負け」となり、「ウインウイン」はありません。
ビジネスは相手のことを考えて行うものですから、「ウインウイン」になりやすいのです。
商売は「ウイン」より「ウインウイン」
商売は基本的に「ウインウイン」の関係にあるものです。
あえて「ウインウイン」という場合は、相手の利益が大きい時です。
「この取引はウインウインになりますよ」と言いますが、取引はそのようなものです。
「ウイン」しかない一方的なものは詐欺取引なのです。
詐欺は相手をだまして相手の損害を与え、一方的に利益をせしめる犯罪です。
「ウイン」と「ウインウイン」とは
「ウイン」は勝利のことで、勝負では必ず勝ち負けがあります。
勝負の世界には「ウインウイン」はあり得ないことなのです。
しかし、ビジネスの世界では「ウインウイン」の関係は普通に存在します。
取引を行えばお互い得になるわけですから、それだけで「ウインウイン」の関係なのです。
「ウイン」だけというのは詐欺しかありません。