「法王」と「教皇」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

法王は「ある宗教の最高地位を表す称号のこと。」

「釈迦」と言い換えると分かりやすい。

教皇は「ローマカトリックが定める法王に相当する称号のこと」。

「ローマ法王」と言い換えると分かりやすい。

「ローマ法王」は日本ではかつては当たり前のように使われていましたが、バチカンでは「ローマ教皇」を使っているため、近年「教皇」に統一されました。

「法王」は宗教の最高指導者のこと

「法王」はキリスト教や仏教など宗教の最高の指導者の称号として使われます。

日本では「ローマ法王」の称号を長年使っていましたが、ローマ教皇庁が「教皇」を使用していることから、「教皇」に統一されています。

マスコミも2020年5月の「ローマ教皇」訪日に合わせて「教皇」に統一します。

「法王」は仏教でいえば「釈迦」のような存在のことです。

「教皇」は「法王」のこと

「教皇」は「法王」と同じことなので、カトリック内でも混同されてきました。

ようやく「教皇」に統一されてきましたが、「教皇」の方が宗教の最高指導者と言うイメージを良く表す称号と言う理由だそうです。

ただし、「ローマ法王庁大使館」はそのまま「法王」を使っています。

当時は「ローマ法王庁」であったためです。

「教皇大使・教皇公使」などの称号は使っています。

「法王」に慣れている日本人に「教皇」は違和感

長年「ローマ法王」であった日本は「法王」が定着してしたのですから、「ローマ教皇」にすると言っても違和感しかありません。

どちらでも良いとされれば良いのですが、混乱しますから「教皇」に統一したものと思われます。

「ローマ法王」の方が「ローマ教皇」より権威があるように感じますが、本家が「教皇」を使う以上、日本も合わせる必要があるのです。

「法王」と「教皇」とは

「法王」も「教皇」もバチカンでは使われてきた言葉ですが、現在は「教皇」に統一されています。

日本では「ローマ法王」が定着して来ましたが、「ローマ教皇庁」となって「教皇」を使うようになり、「教皇」に統一されました。

マスコミもローマ教皇の訪日に合わせて統一します。

これからはバチカン市国にあるローマ教皇庁のローマ教皇となります。

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