「門前雀羅」と「門巷填隘」の意味・意味と使い方・由来や例文

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門前雀羅は「雀を捕まえることができるほどに訪問者がない、かなり寂れた状況のこと」。

人が全く来ないという状況であり、傍から見れば相当寂しい雰囲気が感じられる状況であると評価できます。

門巷填隘は「門や門前の小道に人が多く集まることで塞がり、通れなくなるほど狭い状況であること」。

こちらは寂れているわけではなく、窮屈になっているという意味なので、そこに違いがあります。

「門前雀羅」の意味

門前雀羅とは、雀を捕まえることができるほどに訪問者がない、かなり寂れた状況のことです。

要するに特定の家に対する訪問者がほぼ存在しないと言えるケースで使っていく言葉になります。

そのため、門前雀羅はマイナスイメージが強い表現になるのです。

特定の家が非常に寂れている、人気がないという意味なので、言われた方としてはショックでしょう。

「門巷填隘」の意味

門巷填隘とは、門や門前の小道に人が多く集まることで塞がり、通れなくなるほど狭い状況であることです。

こちらは逆に人が集まっている状況で使っていきます。

ただ、人が集まっている状況であったとしても、それに関して望ましくないと言える面があるのです。

道が狭くなってしまい、不都合が生じている場面と言えるわけですから、そこは理解しておきましょう。

「門前雀羅」と「門巷填隘」の用法や用例

「このお店は以前はそうではなかったけど、今ではかなり寂れてしまった。

人が来ている様子が全く見えない状況で、いつ潰れてもおかしくない、門前雀羅の状況に見えるよ。」

「門巷填隘のような状況になると、人が多く集まってその前の道が通りづらくなるんだよね。

歩行者からすると、いい迷惑にしか見えないけど、たまにそういう光景はあるよ。」

門前雀羅と門巷填隘は意味が異なっている

門前雀羅と門巷填隘に関しては意味は異なっていると言えます。

門前雀羅は人が全く寄り付かない状況で、寂れている雰囲気が特徴ですけど、門巷填隘は人が多く集まってしまって、道が通りづらい状況で使っていくのです。

したがって、両者は明らかに意味が異なっており、使用する場面にも大きな違いがあると言える状況なのです。

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