「危ない橋を渡る」と「火中の栗を拾う」の違い・意味と使い方・由来や例文

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危ない橋を渡るは「違法なのを承知で、法律に反する行為を行うこと、危険な賭けに出ること」。

普通に使われる表現であり、聞いたことがある人が大半ではないかと思われるのです。

火中の栗を拾うは「他人の利益のためにあえて困難、危険な手段などに手を出すこと」。

基本的には自分のためにならないという点がポイントであり、そこは危ない橋を渡るとの違いになります。

「危ない橋を渡る」の意味

危ない橋を渡るとは、違法なのを承知で、法律に反する行為を行うこと、危険な賭けに出ることです。

大きなリスクがあることをあらかじめちゃんと認識したうえで、そのリスクのある行為をやっていくという意味になります。

こういった行為はときには大金を稼げる可能性もありますから、メリットは存在するのです。

特にビジネスにおいて、こういう表現はよく使われる状況です。

「火中の栗を拾う」の意味

火中の栗を拾うとは、他人の利益のためにあえて困難、危険な手段などに手を出すことです。

あくまでも他人の利益のために行動し、自らがリスクを負うという言葉なので、本来は割に合わない、非合理的な行動と評価できます。

しかし、危険な行為であることを理解してそれを行うという意味では、危ない橋を渡るという言葉にかなり意味は近い状況でしょう。

「危ない橋を渡る」と「火中の栗を拾う」の用法や用例

「生活に苦しい状況が続くと、ときには危ない橋を渡る必要も出てくる。

そういったことをしないと、この状況から抜け出すことはできないんじゃないかと思えてくるんだ。」

「なぜ私が上司のためにこんな火中の栗を拾う行為をしないといけないのか。

リスクを背負ったところで、何のリターンもない。

本当に理不尽だと思えてくるよ。」

危ない橋を渡ると火中の栗を拾うは微妙に意味が違う

危ない橋を渡ると火中の栗を拾うはともに危ない手段を使う、リスクのある行為をするという意味ですけど、微妙な違いがあります。

前者は自分のために行う行為ですが、後者は他人のために行うという意味があるので、そういった部分で区別をしていくことが可能でしょう。

両者はちゃんと見分けるためのポイントがあると言えるのです。

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