「フジ」と「ノボリフジ」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

フジは「つる性の落葉樹で長い紫色の花房を付ける日本固有種の植物のこと」。

「藤色」と言い換えると分かりやすい。

ノボリフジは「マメ科のフジとそっくりなピンク色などの花が上へ延びることから付けられた名前を持つ植物のこと」。

「ルピナス」と言い換えると分かりやすい。

「フジ」は日本固有の美しい花のことで「ノボリフジ」は「ルピナス」の名前で親しまれている花のことです。

「フジ」は日本固有の花

「フジ」は日本固有の花として昔から藤棚や芝居の藤娘などで多くの国民に愛でられてきたものです。

つる性のため、藤棚を這う様に伸びて、長い房状の紫色の花を付けます。

5月前後に長い房を沢山付けた景観は見ごたえのあるものになります。

公園や植物園などには藤棚が造られ、同時にバラとともに季節感を楽しめるものになっています。

「ノボリフジ」はルピナスのこと

「ノボリフジ」はオオカミを語源とする「ルピナス」と言い、吸肥力が強く土地を荒らすのではと考えられ「オオカミ・ルピス」から名付けられたとされています。

まさに「フジ」の花を逆さにした様な花を付けます。

一般的にはピンク色が多く、紫や白、黄、赤などもあります。

「逆さフジ」とも言います。

「フジ」と同じ4~6月頃まで見られるものです。

「フジ」は下に、「ノボリフジ」は上に伸びるもの

「フジ」の花は長い房を下に伸ばします。

反面、「ノボリフジ」は花を上方向に伸ばします。

「フジ」はつる性の落葉樹ですが「ノボリフジ」は寒さに強い一年草の草花なのです。

花も「フジ」の紫に対してピンクや赤、白、紫、黄、オレンジなどになり、色の混ざっているものもあります。

小さな花が林立し群生している様子は壮観でもあります。

「フジ」と「ノボリフジ」とは

「フジ」は日本固有の花で、昔から庶民に愛されてきたものです。

特に藤棚を形成し、長い紫の房をたれ下げている様子は5月頃に見られます。

公園にも多く造られ身近に観賞できるようになっています。

昔から芝居にも藤娘として取り上げられ、かんざしの意匠にもなる物です。

「ノボリフジ」は「ルピナス」のことで「フジ」に似た花房を上に長く伸ばす特徴があります。

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