一毛不抜は「非常に物惜しみすること、ケチで利己的である人のこと」。
こういう意味で使用されるので、悪口に近い表現と言えます。
言われた方は気分はよくないでしょう。
百舌勘定は「勘定のときに自分は金をほぼ出さないものの、他人にばかり出させようとすること」。
要するにケチである、利己的であるという意味なので、一毛不抜と同じような意味になります。
「一毛不抜」の意味
一毛不抜とは、非常に物惜しみすること、ケチで利己的である人のことです。
要するにケチということなので、日常的に使いやすい言葉になるでしょう。
実際にこういった人はいるので、普段の生活の中で使いやすい表現と言えます。
でも、一毛不抜という言葉自体はちょっと難しいと感じるかもしれないので、頻繁に使うことはないのではないかと思われます。
「百舌勘定」の意味
百舌勘定とは、勘定のときに自分は金をほぼ出さないものの、他人にばかり出させようとすることです。
ケチという言い方ができますけど、せこいという表現も割とぴったりと言えるでしょう。
この百舌勘定という表現はたまに見聞きします。
一毛不抜と比べると、こちらの方が有名ではないかと思われるので、そこも含めて理解しておきましょう。
「一毛不抜」と「百舌勘定」の用法や用例
「あの人はなんて一毛不抜なんだ。
あそこまでケチとは思わなかったな。
他人に対してプレゼントするときには、何よりもまず値段が安いことを重視しているからな。」
「会計のときになると、百舌勘定かどうかがはっきりするよな。
自分ではできるだけ出したくない人が必ず出てくる。
非常にせこい人間であることが明らかになるんだよ。」
一毛不抜と百舌勘定はケチという意味がある
一毛不抜と百舌勘定はともにケチな人という意味があります。
せこいという言い方もできると思いますけど、ケチという言い方が特に分かりやすいでしょう。
これらの言葉は意味はそれほど変わりません。
しかし、知名度にやや差があり、どちらかと言えば百舌勘定の方が有名だと思われるので、こちらの方が使用頻度は高くなりやすいはずです。