差し障りは「発言や行動で他に迷惑がかかること」。
「支障」と言い換えると分かりやすい。
差支えは「発言や行動で他に迷惑が掛かる事情のこと」。
「不都合」と言い換えると分かりやすい。
「差し障り」や「差し支え」は「妨げになること・都合が悪いこと」と言う意味になります。
普通は「差し障りがない・差し障りがある」「差し支えはない」と使います。
「差し障り」は他の人などに悪影響があること
「差し障り」は「妨げ・障害・悪影響」などの意味ですから、「差し障りがある話」となれば「話をしないように」と言うことになります。
「差し障りが出ないように注意して話す」「寒い風は身体に差し障りが出る」「相手を刺激するため、差し障りの起きないように行動した」「もし差し障りが無ければお話下さい」などと使います。
「差し支え」も他の人に迷惑のかかること
「差し支え」も「差し障り」と同じように使います。
「悪影響、支障、さまたげ」と言う意味は同じです。
「お差し支えなければお話下さい」「ああ、何も差支えなどないよ」「どんな差し支えが有ろうとやり遂げなさい」「そんな差し支えがあることが分っていたら最初からやりません」と使い、「都合の悪いこと、事情」と言う意味もあります。
承諾の時は「差し障り」より「差し支え」
承諾する際には「差し障りはありません」より「差し支えないです」の方が普通になります。
どちらでも良いようなものですが、「差し支えありません」と良く使います。
「いいです、よろしいです」より丁寧な感じの言葉です。
例えば「明日お伺いしてもよろしいでしょうか」に対して、「はい、差し支えありません、どうぞいらして下さい」と使います。
「差し障り」と「差し支え」とは
「差し障り」は「妨げになること、悪い影響のある事、都合が悪くなること」を意味します。
「これ以上は差し障りが出るので止めて下さい」「身体に差し障る」「差し障りが内容に」などと使い、「妨げ」と言う意味が強い言葉です。
「差し支え」は承諾の言葉で良く使います。
「不都合」と言う意味が強い言葉になり「差し支えない」と使います。