「視程」と「視界」の違い・意味と使い方・由来や例文

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視程は「特定の物体が肉眼でちゃんと確認できるときの最大距離のこと」。

ここまでの距離ならば特定のものがちゃんと確認できる、見えるというときに使います。

つまり、視程は距離を表す言葉なのです。

視界は「前方を見通して目で見られる範囲のこと」。

一般的にはその人自身がどれくらいの範囲見渡すことができるかを表す言葉ですけど、それとは別に目の前に広がる光景がどの程度見えやすいかに対しても使っていくことがあります。

「視程」の意味

視程とは、特定の物体が肉眼でちゃんと確認できるときの最大距離のことです。

あるものが見えると言える最大の距離を示しており、それが見えなくなったときには、視程がないといった表現を使っていきます。

視程という表現を使う機会はほとんどないでしょう。

ものをきちんと正確に把握する必要があるケース以外はまず使用しません。

「視界」の意味

視界とは、前方を見通して目で見られる範囲のことです。

基本的には特定の人間の視力に関する言葉と言え、能力面を表していることが多いです。

ただ、視程と同じように、どのくらいの範囲で見渡すことができるか、その環境面に対して使っていくこともあります。

だから、視界に関してはいろいろなシーンで使用することができるはずです。

「視程」と「視界」の用法や用例

「今日は霧がかかっていて視程がほとんどない。

状況をきちんと把握することはかなり難しいと言えるだろう。

今日は危ないから、外に出ない方がいいかもしれないな。」

「この洞窟は真っ暗で視界が悪いな。

先の状況がほとんど見えない。

迷ったら出てこれなくなるかもしれないぞ。

そういう意味では、あまり奥まで行かない方がいいよね。」

視程と視界は微妙に意味が違う

視程と視界はともに何らかのものを見るときの見やすさに関係する言葉です。

視程は主に環境面において使っていきますが、視界は環境面のみならず、本人の能力にかかわる部分としても使用することができます。

したがって、これらの言葉は微妙に意味が異なっている状況と言えるので、そこに関して特に理解しておくといいでしょう。

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