「口裏」と「共謀」の違い・意味と使い方・由来や例文

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口裏は「裏であることを示し合わせること」。

「示し合わせ」と言い換えると分かりやすい。

共謀は「物事を複数の人が同じ目的で示し合わせること」。

「談合」と言い換えると分かりやすい。

「口裏」は「口裏を合わせる」と使います。

事実隠蔽の手段として、当事者の間で嘘を吐くことを示し合わせることです。

「共謀」は謀り事を複数の人で行うことです。

「口裏」はアリバイづくりのこと

「口裏」はアリバイづくりに使われることがあります。

不都合な真実が明らかにならないように、秘密裏に当事者間で示し合わせて、真実の隠蔽をすることです。

結果的に相手や周囲の人を騙す行為となります。

詐欺などでも詐欺行為の隠蔽をすることで人を騙すのです。

事件や事故に関わる証言の「口裏合わせ」も良く有ることです。

「共謀」は複数人の謀り事

「共謀」は複数の人による悪事の謀り事になります。

事件が複数の人によるものであれば、「共謀」が必ず行われていたと考えられます。

「共謀共同正犯」と言う言葉もあり、事件の実行犯のみならず加担した人も犯人と見做すことです。

談合も業者間の共謀と言えます。

価格の調整や仕事の分配、落札者の事前決定などが行われるのです。

「口裏」と「共謀」は同じこと

「口裏」と「共謀」は秘密裏に意思の疎通を行なうことですから、同じようなものと言えます。

「口裏合わせ」「談合」「証言合わせ」「謀り事」などは秘密で行われ、意思の統一を図ることです。

真実の隠蔽や悪事の謀り事、嘘の証言などのために行われるものです。

詐欺的な行為ともなることで、結果的に人を騙す行為になります。

「口裏」と「共謀」とは

「口裏」は「裏で口を合わせること」です。

「示し合わせ」とも言い、不都合なことを知られたくない時に行われるものです。

「アリバイ作り」「証言合わせ」などに使われる行為です。

「共謀」は「共に謀る」と言うことで悪事や謀り事につて共通認識をしておくことです。

事件では、「共謀者」は実行者でなくとも共同正犯と見做されます。

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