俄然は「物事が不意に起きること、状況が一変すること」。
こういった意味で使っていく言葉であり、突然何らかの変化が訪れた、急に何かが起こったなどのシーンで使っていく言葉になります。
忽然は「何の前触れもなく、突然何かが起きること」。
意味としては俄然とあまり変わらない状況です。
そのため、区別をするのは非常に難しいと言えるでしょう。
「俄然」の意味
俄然とは、物事が不意に起きること、状況が一変することです。
何らかの出来事がいきなり起きる状況で使う言葉であり、何らかの前触れが特になかったと言えるようなケースで特に使用していきます。
したがって、突然という言い方もできるはずです。
俄然という表現はそこまでメジャーではなく、実際に使用する機会もそこまで多くないと評価できます。
「忽然」の意味
忽然とは、何の前触れもなく、突然何かが起きることです。
したがって、意味は俄然とそんなに変わりません。
こちらも特に前触れもなく、いきなり何かが起きるケースで使っていきます。
そして、忽然については誰かが突然姿を消すと言えるシーンで使うことが特に多いと言えるでしょう。
そういった場面での使用が特に目立ちます。
「俄然」と「忽然」の用法や用例
「今日は相手チームはずっと沈黙といった状況だったのに、ここにきて俄然勢いがついてきた感じだ。
このままではうちのチームは逆転を許してしまうかもしれない。」
「あいつは忽然と姿を消した。
ちょっと前までは普通に学校に来ていたのに、最近は全く見なくなった。
一体何があったのか。
非常に気になる問題と言えるだろう。」
俄然と忽然は意味はさほど変わらない
俄然と忽然に関しては、意味は特に変わりません。
両方ともいきなり何かの出来事が起きる、状況が大きく変わるといった意味で使用していきます。
だから、これらの言葉は同じようなシーンで使っていくと言えるでしょう。
そして、両方とも突然などの表現と比較するとマイナーなので、そこまで頻繁には使用されないと言えるはずです。