「前倒し」と「後ろ倒し」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

前倒しは「予定されていたことを早めて実施すること」。

「先行」と言い換えると分かりやすい。

後ろ倒しは「予定されていたことを先送りして実施すること」。

「先送り」と言い換えると分かりやすい。

「前倒し」は良く使う言葉になりますが、「後ろ倒し」し言う言葉は耳慣れないものですが、言葉としては存在します。

「前倒し」の反対語とされています。

「前倒し」は先行実施のこと

「前倒し」は特に支障がなく、早く実施することの方にメリットがある場合に行われるものです。

「前に倒れる」と言うことですから、立ち位置より前に体が移動すること、つまり、予定より早くという意味になります。

「3回目のコロナワクチンは予定を前倒しして実施することが決まった」「予算の前倒しで緊急の措置を実施する」などと使います。

「後ろ倒し」は先送りのこと

「後ろ倒し」とは聞きなれない言葉ですが、先送りのことで「前送り」の対義語とされます。

予定されていることが、実施が困難になる事情により後日に延期されて実施されることを言います。

「先送り」と言う言葉がほとんど一般的には使われていますから、敢えて「後ろ倒し」などは使わないかも知れません。

たまに放送されることもあるようです。

「前倒し」が強い言葉なので「後ろ倒し」もある

「前倒し」は「先行」位しか類義語がありません。

対義語を考えると語呂の良い「後ろ倒し」と言う言葉が思い付きます。

しかし、「先送り」と言う言葉の陰に隠れて一般化していません。

いくら語呂が良くても「後倒しは先送りのことか」と思われてしまいます。

「先行前倒し」とは言いますが「先送り後ろ倒し」とは言いません。

なんとも使いづらい言葉なのです。

「前倒し」と「後ろ倒し」とは

「前倒し」は予定を早めて実施することです。

早めるメリットを感じれば、支障がない限り行われることです。

「先行」と言う言葉と同じなので「先行前倒し」などと言います。

「後倒し」は反対に予定をずらして実施することですが、「先送り」と言う言葉の方が一般的に使われています。

「先行前倒し」のように「先送り後ろ倒し」とは言いません。

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