預金封鎖は「銀行預金などの金融資産の引き出しを制限、または禁止すること」。
政府がそういった措置をとったときに、銀行に預金しているお金を自由に引き出せなくなる状況を指します。
経済封鎖は「一切の経済上の関係を絶つことで、相手国を困らせること」。
特定の国に対しての輸出などを禁じて、それによって特定の国を困らせる目的で行われます。
「預金封鎖」の意味
預金封鎖とは、銀行預金などの金融資産の引き出しを制限、または禁止することです。
銀行に預けているお金は、基本的に利用者が好きなときに引き出したりできるわけですが、そういった利用ができなくなる状況を指しています。
国によってそういった措置がとられるわけですけど、過去に世界中で実際に起きたことがあると言えるのです。
「経済封鎖」の意味
経済封鎖とは、一切の経済上の関係を絶つことで、相手国を困らせることです。
これまで何らかの取引をしていた複数の国と経済上の関係を絶つという行為により、その相手国を窮地に追いやる状況を実現させるために行います。
嫌がらせといった行為に該当するものであり、実際、経済封鎖をされた国にとっては非常に過酷な日常を迎える可能性があります。
「預金封鎖」と「経済封鎖」の用法や用例
「かつて日本では預金封鎖が起きたことがある。
当時は戦後のインフレを抑えるために、世の中のお金の流通量を制限するために、銀行からお金をおろすことが自由にできなくなったんだ。」
「経済封鎖は世界的に見て非難にさらされているような国に対して行われる。
でも、実際に被害を受ける国としては困った状況になるわけだから、見ていて気分がいいものではないよね。」
預金封鎖と経済封鎖は内容そのものが異なっている
預金封鎖と経済封鎖に関しては、それぞれの意味が違いますし、内容そのものが異なっていると言えるのです。
預金封鎖については特定の国の政府が国民の預金の引き出しを制限、または禁止するものですが、経済封鎖は特定の国に対して複数の国が経済上の関係を絶つ行為と言えるものです。
両者ともに特定の層が非常に大きな被害を受ける、困るという点は同じです。