「異物」と「遺物」の違い・意味と使い方・由来や例文

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異物は「身体の組織とは馴染まない存在のこと」。

異物というのは、通常身体の中にない、またはあることが不自然である存在に対して使っていきます。

そういったものが実際に入ってきたときには自動的に排除される仕組みがあるのです。

遺物は「以前の時代から残されたもの」。

ただ、いつ頃から存在しているものを遺物と呼ぶかに関して、具体的な定義はありません。

「異物」の意味

異物とは、身体の組織とは馴染まない存在のことです。

つまり、身体に入ってきた場合には、それが害になる可能性があるもので、基本的には身体の仕組みにより、排除されるケースが多いと言えます。

異物は知らず知らずのうちに身体の中に入り込んできているケースも多いので、そんなに珍しい存在とは言えませんが、人間や動物にとっては気にしないといけない存在とも言えます。

「遺物」の意味

遺物とは、以前の時代から残されたものです。

以前から存在しており、それが今でも残っているようなケースにおいて使われます。

したがって、遺物と言えるものは世の中に非常に多くあるはずです。

どれくらい前から残っていれば遺物と言えるのかの具体的な定義はありませんから、遺物の定義は曖昧であり、かなり多くのものが当てはまる可能性があるでしょう。

「異物」と「遺物」の用法や用例

「身体にとって異物は害になる可能性があるため、基本的にはそういったものは排除される仕組みになっている。

私たちが知らないところで、身体は健康の維持のためにいろいろな仕組みを発動しているんだね。」

「今の時代には以前から受け継がれてきた遺物が非常に多くある。

すべてが有益というわけではないかもしれないが、有益と評価できるものも含まれているはずだ。」

異物と遺物は違う意味の言葉

異物と遺物は言葉としては似ているように見えるものの、それぞれの意味は違っています。

したがって、使用する場面も異なるのです。

異物は人間の身体に馴染まないもの、害となりうるものという意味ですけど、遺物は以前の時代から受け継がれてきたもの、いまだに残っているものという意味です。

こういった違いを覚えておきましょう。

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