秘密裡は「人に知られないように何かを行うこと」。
外部の人たちに知られてはいけない、そういった状況において、外部にバレないようにこっそりと何かを行うときに使う言葉と言えます。
非公開は「特定の物事を一般に公開しないで行うこと」。
特定の人達だけにしか見せないように行うシーンで使われる言葉であり、状況としては秘密裏にかなり近いと言えるでしょう。
「秘密裡」の意味
秘密裡とは、人に知られないように何かを行うことです。
特定の行為を行うにあたって、多くの人たちに内緒にするようなシーンで使っていきます。
基本的には外部に知られてはマズいと言える場合に使っていく言葉であり、特定の一部の人たちしか事情を知らないようなケースが該当するでしょう。
秘密裡という場面自体は珍しいものえはありません。
「非公開」の意味
非公開とは、特定の物事を一般に公開しないで行うことです。
こちらは特定の物事を行っている事実それ自体は多くが知っていても、その内容に関しては知らされていないという状況で使います。
状況は秘密裡と似ていますが、若干異なっている面があると言える言葉です。
一部の人たちしか事情を知らないという点は共通と言えるはずです。
「秘密裡」と「非公開」の用法や用例
「今回の調査は秘密裡に行われた。
まさか社内に会社にお金を横領している人間がいるなんて知らせるわけにはいかないからな。
社員の動揺を誘わないためにも極秘で行うべきと言える。」
「今日の練習は非公開で行われた。
報道陣らも排除して、まさに関係者以外立ち入り禁止といった状況だった。
それくらいに情報統制にも気を遣っているのだろう。」
秘密裏と非公開は内緒にしている点が同じ
秘密裏と非公開は共通した部分がある言葉であると評価できます。
それは特定の人達以外事情を知らない、多くの人たちに内緒にしているという部分です。
ただ、秘密裏は物事自体を内緒にしているのに対して、非公開は物事自体は多くが知っているものの、その中身について知らないという状況なので、両者は全く同じではありません。