「気安く」と「心安く」の違い・意味と使い方・由来や例文

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気安くは「気軽で軽々しい、遠慮がない状況のこと」。

要するに特定の行為を平気で行えてしまう、躊躇なくやれてしまうようなケースで使います。

そういう状況を批判的に捉えるシーンで使っていく言葉です。

心安くは「打ち解けている仲であるために、遠慮がいらない状況のこと」。

遠慮しないという意味では、気安くに似ていますけど、こちらは批判的に捉えるという状況ではないので、そこが違いと言えます。

「気安く」の意味

気安くとは、気軽で軽々しい、遠慮がない状況のことです。

軽々しく行動したり、特に遠慮が感じられない態度が見られたようなシーンで使っていきます。

基本的にはネガティブな意味合いで使われることが多く、特定の言動などを批判する際に見聞きしやすいと言えるはずです。

割とメジャーな表現なので、日常生活の中で使うシーンは多いと思われます。

「心安く」の意味

心安くとは、打ち解けている仲であるために、遠慮がいらない状況のことです。

遠慮をしないで接したりするという意味では、気安くと意味は似ています。

しかし、こちらはそういった態度で接する状況を肯定的に見ているケースで使います。

逆に言えば、そういう態度で接することが当たり前と言えるような仲であるという意味になるわけです。

「気安く」と「心安く」の用法や用例

「あの人って、私と大して仲がいいわけでもないのに、気安くため口をきいてくるんだよね。

もう少し親しくなっているのならいいと思うけど、ほぼ赤の他人であの口のきき方はないと思うわ。」

「あいつとは小学校の頃から知り合いだから、すでに心安く接することができる。

気を遣う必要がないという意味では、非常にありがたい存在と言える。」

気安くと心安くはイメージが異なる言葉

気安くと心安くはどちらも遠慮が感じられないといった意味で使われる言葉です。

しかし、気安くはそういった態度を批判的に捉えることが多いのに対して、心安くはそういう意味はなく、むしろ肯定的に捉えることもあると言えるので、そういった面で両者は違いがあります。

意味は似ているものの、それ以外の部分で違いがある点を認識しておきましょう。

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