終末は「終わりに近づいている時期のこと」。
「終わり」と言い換えると分かりやすい。
末路は「人生の終わりの時期のこと」。
「晩年」と言い換えると分かりやすい。
「終末」はいろいろなもの事のお終いの時期を言います。
例えば「終末論」は各宗教が唱えるこの世の終わりのことです。
「末路」は人生行路の終着点の時期を言います。
「終末」は終わりのこと[
「終末」は始めに対しての終わりのことです。
単なる「終わり」を意味します。
例えば19世紀の最後の年は西暦2000年になりますが、「世紀末」と言います。
翌西暦2001年からは「新世紀」に入る訳です。
ノストラダムスの予言した西暦1999年はこの世の終わりが起きるとされ終末・世紀末的なイメージですが、実際の世紀末は西暦2000年なのです。
「末路」は人生の終着点のこと
人間も平均年齢に近づくと、人生の最後の時期迎えます。
そのころのことを「末路」と呼びます。
「寂しい末路」「悲惨な末路」「一人ぼっちの末路」「自分の末路はどのようになるのか、人は予想が出来ない」「末路」と言う言葉は何かネガティブなイメージを持っています。
「衰えてしまった時期」「なれのはて」などの意味もある言葉になります。
人生の「終末」は「末路」のこと
人生行路もようやく終点に近づいてくる終末・晩年の時期を「末路」と呼びます。
「楽しい末路」「幸福な末路」などとは言わずに「悲惨な末路」「良くない末路」「寂しい末路」と言う方が持つ意味に近いのです。
「後期高齢者」ともなれば病気や介護などが身近なことになり、晩年は経済的にも精神的にも肉体的にも「苦しい末路」となりかねません。
「終末」と「末路」とは
「終末」は終わりの時期のことで、人生では「末路・晩年」などと呼びます。
「終末」は例えば人生や長編小説、事件などの終わりの部分になります。
「末路」は人生の晩年のことで、余り良い意味を持ちません。
「充実した、楽しい晩年」は「末路」ではなく「余生」を使います。
「末路」は「悲惨な、みじめな、つらい、苦しい」などの言葉が付くのです。