「内通者」と「密告者」の違い・意味と使い方・由来や例文

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内通者は「特定の組織の内部の情報を敵に漏らしている人間のこと」。

裏切者やスパイという言い方ができるような存在に対して使います。

内通者という言い方をあえてするケースは少ないですが。

密告者は「秘密とされているものを誰かにバラすこと」。

特定の人たち同士で秘密にしていることを別の誰かに告げる人という意味があります。

裏切るような行為なので、内通者に意味は近いです。

「内通者」の意味

内通者とは、特定の組織の内部の情報を敵に漏らしている人間のことです。

特定の組織などに潜入しながら内情を探り、そこで得た情報を外部に漏らすという人間を指しています。

スパイのような行動をとっている人に対して使用していく言葉です。

したがって、内通者に関しては、滅多に遭遇する存在ではないですし、頻繁に使用する言葉でもありません。

「密告者」の意味

密告者とは、秘密とされているものを誰かにバラすことです。

特定の人たち同士で秘密にしていたことを別の誰かに告げてしまう人間に対して使います。

したがって、裏切りもののような状況に見えますし、内通者に近いような部分も持っている言葉です。

ただ、組織の秘密をバラすような状況はないので、そこまで非日常的な光景ではありません。

「内通者」と「密告者」の用法や用例

「もしかしたら内通者がこの組織内にいるかもしれない。

そういう可能性があるという意味では、お互いに信用し過ぎないように注意しなければならないだろう。」

「俺たちしか知らないはずの秘密がいつの間にか外部に漏れている。

誰かがバラしたに違いない。

この秘密を知っている人間は複数人いるが、一体誰が裏切ったと言うのだろうか。」

内通者と密告者はともに裏切る状況を表している

内通者と密告者に関しては、どちらも特定の秘密をバラすようなケースで使っていきます。

本来伝えてはいけない人間に教えてしまうような状況なので、どちらも裏切者という言い方が可能でしょう。

ただ、内通者がやっていることは割と大それたことと言えるものの、密告者のやっていることに関しては些細なことと言える場合も多々あります。

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