「傍若無人」と「眼中無人」の違い・意味と使い方・由来や例文

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傍若無人は「自分のことしか考えず、他人の迷惑を顧みない態度のこと」。

傍若無人というのは、要するに身勝手な言動をしているようなシーンで、その人物の態度を評価するときに使われる言葉です。

眼中無人は「驕り高ぶりながら、人を人と思わない態度のこと」。

傲慢であるという意味合いの言葉ですが、人を人とは思わないという意味があるため、その程度は非常に著しいです。

「傍若無人」の意味

傍若無人とは、自分のことしか考えず、他人の迷惑を顧みない態度のことです。

周りから煙たがられるような言動が見られるような人に対して使っていくことが多く、基本的には嫌われやすい体質の人と言えるでしょう。

傍若無人という言葉は基本的には悪口に相当する言葉であり、言われた方としてもショックを受けやすいはずです。

「眼中無人」の意味

眼中無人とは、驕り高ぶりながら、人を人と思わない態度のことです。

傲慢であるという部分については、傍若無人と同じと言えるでしょう。

しかし、人を人と思わないような、そういった態度が見られる際にも使っていくので、かなり冷たい部分も感じさせる体質の人に対して使用していきます。

この眼中無人はかなりマイナーな言葉です。

「傍若無人」と「眼中無人」の用法や用例

「傍若無人な態度をとると、その場の空気が一気に悪くなるよね。

したがって、そういう人がいると本当に迷惑で困ってしまう。

でも、世の中にはいろいろな性格の人たちがいるから、仕方ないとは思うんだけど。」

「眼中無人という人の場合には、人を人と思わないところがあるから、人に対する扱いとは思えない言動が見られることがあるんだよ。」

傍若無人と眼中無人は知名度に大きな違いがある

傍若無人と眼中無人は意味が多少異なっている面があります。

しかし、それとは別に言葉としての知名度に大きな差があると言えるでしょう。

傍若無人に関しては聞いたことがない人はほぼいない状況で、かなり有名な言葉と評価できるはずです。

でも、眼中無人を聞いたことがある人、知っている人はなかなかいないと言えるはずです。

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