「検証」と「実証」の違い・意味と使い方・由来や例文

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検証は「物事の真相を明らかにするため実際に調べること」。

「調査」と言い換えると分かりやすい。

実証は「間違いのない確かな証拠のことまたは、証拠を以って真実を明らかにすること」。

「立証」と言い換えると分かりやすい。

検証は何かが起きた後、真相はどうであったのかなどを調査して確定する作業のことです。

実証は証拠のことも言いますが、証拠に照らして真相を確定することも言います。

「検証」は実際の調査

「検証」は実際に物事を調べたうえで、それが正しいことなのかを調査し、真実なら確定することです。

事件や事故が起きると、公的機関が、実際の現場などを詳しく調査して、証拠となるものを探すことです。

「現場検証」や「実地検証」と言います。

ただ調べるだけではなく、証拠を見つける作業になります。

また、証拠とされているものが本当に証拠なのかも調べます。

「実証」は証拠に基づく真実の確定

「実証」は証拠に基づいて真実を確定していく作業です。

事件や事故が起きた場合、確たる証拠があればそれに基づいて真相を固めていくことです。

「実証実験」は、実際に試してみて問題点を洗い出すことです。

「新発明で製品を造ったので、実証実験を行い問題がないか調べる」「実証主義は証拠や事実を重視する学問のこと」などと使います。

「検証」と「実証」は似たもの

「検証」も「実証」も調べて真実を明らかにすることです。

「検証」は現場などの状況から証拠を探ることで、「実証」は証拠に基づいて真相を確定することです。

どちらも証拠を以って真相の究明を行うもので、似たような意味合いがあります。

また、「現場検証に立ち会う」「実地検証をしてみる」、「実証実験で問題点を探す」「実証主義」などの言葉があります。

「検証」と「実証」とは

「検証」は実際に調べることで、ことの是非や真相に繋がる証拠を探すことです。

警察が事故の後、現場で行う「現場検証」は事故の実態を知り、原因や証拠を特定するためのものです。

「実地検証」も「現場検証」のことで、実況見分のことを言います。

「実証」は証拠に基づいて、真実を立証することです。

原因の特定に証拠が使われるということになります。

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